2013.09.02

「レスリングの存続は極めて有望だ」…IOCセルミャン・ウン副会長(シンガポール)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 中国の通信社「新華社通信」は、今月7日からアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われる国際オリンピック委員会(IOC)総会で会長選挙に立候補するセルミャン・ウン副会長(シンガポール)が8月31日、中国ナショナルゲームズが行われた遼寧省で、「2020年オリンピックでのレスリングの存続は極めて有望だ」と話したことを報じた。

 2010年にシンガポールで行われた第1回ユース・オリンピックを成功させた同氏は、「レスリングは最も古いスポーツのひとつであることを自認しており、これまでほとんど改革を行ってこなかった」としつつ、「しかし、国際レスリング連盟は最高の改革を行った。女子の階級を増やし、ルールを変えた。私はレスリングが2020年大会でオリンピック競技の地位を取り戻すことは非常に有望だと思う」と話した。

 これまで、会長選挙に立候補する6人のうち、トーマス・バッハ副会長(ドイツ)、セルゲイ・ブブカ理事(ウクライナ)、デニス・オズワルド委員(スイス)の3人が早い段階からレスリング支持を明言していた。

 セルミャン・ウン副会長もレスリングの存続を予想したことにより、6人のうち4人がレスリング存続を支持、または予想する状況となった。