※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)は9月16日(月)~22日(日)にハンガリー・ブダペストで行われる世界選手権のエントリーを発表。ロンドン・オリンピックの金メダリストは6選手が出場することになった。
男子フリースタイルでは74kg級のジョーダン・バローズ(米国)が出場。2011年世界選手権でも勝っており、現在、国内外での連勝が「60」に伸びてる。ロンドン大会の銀メダリストで出場する選手はいないため、フリースタイルで最も注目を集めることになりそう。
男子グレコローマンでは、74kg級のロマン・ブラソフ(ロシア)がエントリー。66kg級で優勝した金炫雨(韓国)が階級を上げて出場するので、オリンピック金メダリスト同士の対戦が実現する可能性がある。ブラソフは今年の欧州選手権、ユニバーシアードと優勝を重ね、金炫雨もアジア選手権の74kg級で優勝するなど1階級アップを順調にこなしている。
55kg級には2011年世界王者でロンドン・オリンピック2位のロブサン・バイラモフ(アゼルバイジャン)がエントリー。84kg級には2004年アテネ・オリンピック優勝のベテラン、アレクセイ・ミシン(ロシア)が出てくる。
女子は55kg級の吉田沙保里、63kg級の伊調馨(ともにALSOK)のほか、72kg級のナタリア・ボロベワ(ロシア)が出場する。吉田は昨年9月の世界選手権のあと、伊調はロンドン・オリンピックのあと、初の国際大会。ボロベワはロシア選手権で敗れたものの、7月以降、スペイン・グランプリ、オリンピア国際大会、ポーランド女子オープンと優勝を重ねている。ロンドンの銀メダリストでエントリーした選手はない。
(注)エントリーは8月16日で締め切られていますが、国際慣習として大会前の最終エントリーまで受け付けています。また、これまでは、エントリーしていなかった選手が最終エントリーで登録して出てくる場合もありましたので、欠場と思われた選手が出てくる場合もあります。