2013.08.24

世界カデット選手権・男子グレコローマン・チームが帰国

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(取材・撮影=矢吹建夫)

 世界カデット選手権の男子グレコローマン・チームが8月23日、成田空港着のアエロフロート航空で帰国した。

 54kg級の小柳和也(山梨・韮崎工高)と69kg級の佐々木アーセン(ハンガリー・バビロン高)の2選手が、日本史上初めて金メダルを獲得の好成績。宮本俊晴(熊本県・済々黌高教)監督は「これがこれからの日本の高校生の励みになってくれればと思います」と総括した。

 同監督は小柳を「1試合目から全試合フォールかテクニカルフォールで攻めるレスリングをやってくれました」と、ハンガリー留学中の佐々木を「現地で合流し、ほかの選手としっかり溶け込み、日本チームの一員として日の丸を揚げるんだという気持ちで1試合目から気合いの入ったレスリングをしてくれました」と評した。「目標に達しない選手もいましたが、みんなよく頑張ってくれたと思います」と話した。

 なお、佐々木はハンガリーに戻り、帰国していない。


 ■54kg級優勝・小栁和也(山梨・韮崎工高)「去年の世界カデット選手権は1回戦負けという悔しい結果に終わってしまいましたが、今年優勝することができて本当によかったです。試合では相手に合わせず自分の攻めで闘えたのがよかったです。昔のルールより、新ルールのほうが自分のレスリングに合っていると思います」