2013.07.21

今泉雄策・日本協副会長の「旭日双光章」受章祝賀会に約250人

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 平成25年春の叙勲に際し、本協会の今泉雄策副会長が長年に渡る日本レスリング競技の普及発展に尽力した功績により「旭日双光章」を受章。その祝賀会が20日、明治記念館で行なわれ、日本協会関係者や出身の中大関係者、親戚70人らを合わせて総勢250人がお祝いに集まり、盛大に行われた。

 発起人代表の福田富昭・日本協会会長は「1964年の東京オリンピックに向け、1年前に協会がボロの木造アパートを借り上げ、大学と社会人の精鋭を集めて長期合宿を行なった。その頃に今泉先輩と出会いました。私たちは共通点が多く、先輩をお手本としていきたいと思う。これからも生涯の友人として仲良くしていただきたい。本来ならば、(若くして逝去された)奥様と共に天皇皇后両陛下の御前にて受章されていればと思う。奥様の分も併せて、これから先も元気よくマイペースで長生きされますことをお祈り申し上げます」とあいさつ。

 続いて、多くの友人がお祝いの言葉を述べた。また、アニマル浜口氏による「レスリングのオリンピック存続祈願気合だー音頭」や、元プロレスラーで歌手のキラー・カーン氏のショーが行われた。

 今泉副会長は「ひそやかに行なおうと思っていた祝賀会が、このように盛大になり恐縮しています。今回受章させていただいたのは、全国地方でボランティアで運営しているクラブの皆さまのおかげだと思っています。また、もう一度真面目に今後の生き方を考えるきっかけとなりました。お集まりいただき感謝いたします」とお礼の言葉を述べた。

 同副会長は東京・京北学園高から中大に進み、1961・63年に全日本選手権のフリースタイル・フライ(52kg)級で優勝。東京オリンピック出場は逃してしまったが、出場した吉田義勝選手を助け、金メダル獲得を手助けした。1968年メキシコ・オリンピックではコーチを務め、指導者としての手腕を発揮し、全国少年少女連盟や全日本女子連盟の設立と発展に尽力。現在は全国少年少女連盟の会長も務めている。


 ■松浪健四郎・日本協会副会長(日体大理事長)「福田会長と今泉さんの2人のタッグが、現在のレスリング協会の栄華の元なのだなと感じております。今泉さんは教養溢れる誇るべきレスラーであり私も尊敬しております。今回の叙勲、これは日本国憲法に則って国家が与える章であり、天皇陛下が直々に与えるものであり、謹んで敬意を表さなければならないと、正装して参りました。今泉さんの更なるご多幸と御健康を祈念いたします」

 ■太刀川恒夫・日本協会副会長(東京スポーツ新聞社代表取締役会長)「今泉さんは大変立派な方ですので、いつもご指導を仰いでおります。今回の受章は日本レスリング界にとっても、また、ご出身の中央大学にとっても、大変なご名誉と思います。おめでとうございます。今泉さんにはさらに元気に健康に長生きしていただきますようお祈り申し上げます」


アニマル浜口さんと今泉副会長のパフォーマンス

今泉家親戚一同での記念写真