2013.07.16

ユニバーシアード男子フリースタイル・チームが帰国

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(取材・撮影=矢吹建夫)

 ロシア・カザンで行われているユニバーシアードの男子フリースタイル・チームが7月15日、成田空港着の日本航空で帰国した。

 55kg級の森下史崇(日体大)の3位が最高という結果に、和田貴広監督(国士舘大教)は「全体的にかなりレベルの高い大会だったので、森下の銅メダルというのは価値のある成績だと思います」と一定の評価を与えた。しかし、、「今回の日本代表は全日本大会の優勝者に準ずるメンバーが多くいましたので、それ以外の選手にもう少しの頑張りが必要だったと思います。森下にも、これ以上の結果がほしかった」と、物足りない気持ちも表した。

 3分2ピリオドの新ルールに変わってから初めての世界レベルの大会。新ルールに合わせた練習の成果を出せない選手もいたという。「この大会をしっかり反省して次の大会にいかしてもらいたい。全日本チームの方でも、今回の成績と内容を元に対策を考える必要もあると思っています」と話した。


 ■男子フリースタイル・森下史崇(日体大)「学生のオリンピックと言われる大会でレスリング競技が実施されたのは久しぶりで、なかなか参加する機会のない大会に出場する機会を与えてもらって本当によかったです。優勝目指してやってきましたが、3位という結果で、ロシアのトップ選手と試合して、自分の実力不足も痛感することができました。これからの課題が見つかってきたので、そこを修正して8月のインカレ(全日本学生選手権)、また全日本選手権へ向けての練習に取り組んでいきたいと思います。

 日頃の日体大の練習で松本慎吾監督、この春からコーチとしてついてもらっている湯元健一コーチ、全日本合宿で全日本の監督とコーチの方々のご指導があってここまでやってこられたと思うので、これからも監督・コーチ達の言うこと聞いて練習に取り組んでいきたいと思います」