※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・カザンで行われているユニバーシアードのレスリング競技は7月13日、女子4階級が行われ、48kg級の登坂絵莉(至学館大)が優勝、55kg級の村田夏南子(日大)が銅メダルを獲得した。
登坂は初戦で欧州チャンピオンのバレリア・チェプサラコワ(ロシア)をテクニカルフォールで破り、2回戦で米国、準決勝でモンゴル選手を撃破。決勝で昨年の世界選手権5位のパティマト・バゴメドワ(アゼルバイジャン)を8-0のテクニカルフォールで破った。
昨年の世界選手権決勝で惜敗して2位に終わった登坂は、2011年アジア・ジュニア選手権に続く国際大会の優勝。
55kg級の村田は初戦を勝ったものの、2回戦でロンドン・オリンピック5位のバレリア・コブロワ(旧姓ジョロボア)に同点から終了間際に勝ちこされ、4-6で黒星。敗者復活戦で昨年の世界選手権3位のマリア・プレボララキ(ギリシャ)を破り、3位決定戦でモンゴル選手を破った。
63kg級の渡利璃穏(至学館大)は初戦で昨年の世界学生選手権3位のダニエレ・ラッページ(カナダ)を破り、2回戦で米国選手を下した。しかし準決勝で2010年世界選手権59kg級優勝でロンドン・オリンピック3位のバトチェチェグ・ソロンゾンボルド(モンゴル)に黒星。3位決定戦もアゼルバイジャンの選手に敗れ、メダルを逃した。
72kg級の吉井瑞江(至学館大)は1回戦でベラルーシ選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
◎女子
【48kg級】登坂絵莉(至学館大) 優勝=10選手出場
決 勝 ○[Tフォール、(8-0)]Patimat Bagomedova(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[フォール、(5-0)]Narangerel Erdenesukh(モンゴル)
2回戦 ○[7-2]Victoria Lacey Anthony(米国)
1回戦 ○[Tフォール、(7-0)]Valeriya Chepsarakova(ロシア)
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【55kg級】村田夏南子(日大) 3位=16選手出場
3決戦 ○[フォール、(11-3)]Orkhon Purevdorj(モンゴル)
敗復戦 ○[フォール、(2-2)]Maria Prevolaraki(ギリシャ)
2回戦 ●[4-6]Valeria Koblova(ロシア)
1回戦 ○[Tフォール、(8-0)]Tatiana Debien(フランス)
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【63kg級】渡利璃穏(至学館大) 5位=16選手出場
3決戦 ●[0-6]Irina Netreba(アゼルバイジャン)
準決勝 ●[フォール、(0-6)]Battsetseg Soronzonbold(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、(7-0)]Jennifer Page(米国)
1回戦 ○[6-0]Danielle Suzanne Lappage(カナダ)
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【72kg級】吉井瑞江(至学館大) 10選手出場
1回戦 ●[フォール、(0-5)]Halina Leuchanka(ベラルーシ)