2013.06.27

「IOCはFILAと歩むことを信じている」…IOCセルゲイ・ブブカ理事(ウクライナ)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 インドの「ザ・タイムス・オブ・インディア」紙は、「IOCの会長候補ブブカ氏はレスリング界に楽観の風を与える」とのタイトルで、国際オリンピック委員会(IOC)の会長選挙に立候補するセルゲイ・ブブカ理事が、レスリングのオリンピック存続に肯定的な発言をしていることを報じた。

 ブブカ副会長は同紙のメール・インタビューに対し、「オリンピックにおけるレスリングの見直しは、プラスの効果につながった。世界のレスリング界は極めて短い時間でよりより改革を実行。多くの改革が完了した。私は、IOCがFILAとともに、オリンピックムーブメントとレスリング双方の有益につながる問題の解決策を見つけていくことを信じている」と話し、レスリングの存続を予想した。

 ブブカ氏は、2月のIOC理事会でレスリングが除外の対象となった直後から理事会の決定に疑問を呈し、改革をすることで「実施競技に残ると信じている」とコメントしていている(クリック)。

 9月10日のIOC総会の最終日に行われる会長選挙に立候補しているのは6人。このうち、ブブカ理事のほか、トーマス・バッハ副会長、デニス・オズワルド委員の3人がレスリング支持を表明している。