※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
7月6日(土)~17日(水)にロシア・カザンで行われる第27回ユニバーシアードの日本代表選手団が正式に決まった。レスリングは、男子フリースタイル、男子グレコローマン、女子のほか、ベルトレスリングに男女25選手を派遣する。
3スタイルの代表は、男子は昨年の全日本学生選手権などの成績をもとにプレーオフを実施するなどして決定。女子は昨年12月の全日本選手権の結果をもとに決めた。男子フリースタイルの120kg級は、代表となった選手が勤務の関係で辞退し、岡倫之(日大)が選ばれた(注=出場資格は卒業後1年半の選手)。
ベルトレスリングは、開催地のカザンを中心に発達した格闘技。腰に巻いた帯をお互いに持ち合い相手を投げて背中から落とす競技。
日程は、下記の通り。ベルトレスリング・チームは7月3日(水)、レスリング・チームは7月7日(日)と10日(水)に出発する。
7月7日(日) ベルトレスリング男子フリースタイル62、68、75、82、90kg級
8日(月) ベルトレスリング女子フリースタイル52、58、66、76、+76kg級
9日(火) ベルトレスリング男子クラシックスタイル60、70、80、90、100kg級、無差別級
11日(木) 男子フリースタイル55、66、84、120kg級
12日(金) 男子フリースタイル60、74、96kg級
13日(土) 女子48、55、63、72kg級
14日(日) 女子51、59、67kg級
15日(月) 男子グレコローマン55、66、84、120kg級
16日(火) 男子グレコローマン60、74、96kg級
“学生のオリンピック”と言われるユニバーシアードのレスリングは、1973年のモスクワ大会(ロシア)で初めて実施され、81年ブカレスト大会(ルーマニア)まで3度行われた。その後実施されなくなり、2005年のイズミール大会(トルコ)で12大会ぶりに実施された。女子が実施されたのはこの大会からで、4階級で優勝し、銀1、銅1を獲得している。
その後、2009年のベオグラード大会(セルビア)で実施される予定だったが、同国の経済事情の悪化で前年秋に中止が決まった。今回は8年、4大会ぶりのレスリング実施。
《過去のユニバーシアード成績》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女子
◎レスリング役員
【団長】藤沢信雄(大東大教)
【総監督】多賀恒雄(明大教)
【男子フリースタイル監督】和田貴広(国士舘大教)、【同コーチ】小幡邦彦(山梨学院大教)
【男子グレコローマン監督】西口茂樹(拓大教)、【同コーチ】松本慎吾(日体大教)
【女子監督】栄和人(至学館大教)、【同コーチ】成富利弘(東京・安部学院高教)
【トレーナー】梶尾安正(日本健康医療専門学校)
【帯同審判】芦田隆治(大阪・大阪工芸高教)
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◎レスリング選手
【男子フリースタイル】
▼55kg級 森下史崇(日体大)
▼60kg級 鴨居正和(山梨学院大)
▼66kg級 田中幸太郎(阪神酒造=早大卒)
▼74kg級 嶋田大育(国士舘大)
▼84kg級 赤熊猶弥(拓大)
▼96kg級 山本康稀(日大)
▼120kg級 岡倫之(日大)
【男子グレコローマン】
▼55kg級 田野倉翔太(クリナップ=日体大卒)
▼60kg級 射場大地(徳島県協会=日体大卒)
▼66kg級 音泉秀幸(ALSOK=日体大卒)
▼74kg級 小森大祐(拓大コーチ=拓大卒)
▼84kg級 鈴木友希(ドン・キホーテ=山梨学院大卒)
▼96kg級 大坂昂(早大)
▼120kg級 前川勝利(早大)
【女子代表選手】
▼48kg級 登坂絵莉(至学館大)
▼51kg級 菅原ひかり(至学館大)
▼55kg級 村田夏南子(日大)
▼59kg級 伊藤彩香(至学館大)
▼63kg級 渡利璃穏(至学館大)
▼67kg級 土性沙羅(至学館大)
▼72kg級 吉井瑞江(至学館大)
◎ベルトレスリング役員
【団長】鎌賀秀夫(日本レスリング協会)
【コーチ】田中弘済(大神工業)
◎ベルトレスリング選手
▼男子クラシックスタイル70kg級・フリースタイル68kg級 雨宮隆二(山梨学院大)
▼男子クラシックスタイル80kg級・フリースタイル75kg級 深川大輔(大東大)
▼女子フリースタイル58kg級 坂上嘉津季(至学館大)
▼女子フリースタイル76kg級 阿部梨乃(日大)