2013.06.19

ロシア・オリンピック委員会の会長はレスリング支援を継続、D・イガリ氏はアフリカ票固めへ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ロシアの通信社「Rスポーツ」が伝えたところによると、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のアレクサンドル・ズコフ会長は国際レスリング連盟(FILA)に対し、レスリングをオリンピック競技に残すためのキャンペーンを引き続き支持することを伝えたという。

 ズコフ会長は、6月15日にスイス・ローザンヌで行われた各国オリンピック委員会連合(ANOC)の総会の際にFILAのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)と会談。話の内容は明かされなかったものの、ロシア・レスリング協会のゲオルギ・ブルソフ副会長が、ROCが引き続いてレスリングを支援することを協会のホームページで明らかにした。

 同会長はIOC委員ではないが、ロシアからは3人がIOC委員に名を連ねている。

 ANOC総会に出席した日本オリンピック委員会の関係者によると、ラロビッチ会長は精力的にロビー外交を「こなしていたという。

 また、ナイジェリアの「バングアード」紙は、先月のIOC理事会でレスリングのプレゼンテーションを行い、ナイジェリア・レスリング協会の会長に選ばれたダニエル・イガリ氏(2000年シドニー・オリンピック金メダリスト)は、サブサハラン地域(地中海に面した以外のアフリカ)のIOC委員へアプローチしており、アフリカの“票固め“に力を入れていると報じた。