2013.06.08

開会式でA・浜口さんが気合注入!…沼尻直杯全国中学生選手権第1日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 沼尻直杯全国中学生選手権は6月8日、茨城県水戸市・茨城県立スポーツセンターに男女526選手が参加して開幕。国際レスリング連盟(FILA)の新ルールが適用され、初日は各階級ベスト8が出そろうまで行った。

 38kg級から階級を上げて大会2連覇を狙う男子42kg級の松井稜(愛知・石尾台)は、初戦(2回戦)と3回戦をともに第1ピリオドでテクニカルフォール勝ちと危なげなくベスト8に進出。同じく連覇に挑んだ昨年男子42kg級王者の乙黒拓斗(東京・稲付)は、初戦(1回戦)は32秒でテクニカルフォール、3回戦はわずか19秒でフォール勝ちしたが、4回戦の鈴木絢大(静岡・金岡)では第1ピリオド、6-0と大量リードを奪っていながら1分58秒に逆転フォール負け。連覇はならなかった。

 女子は、昨年優勝の40kg級の須崎優衣(東京・稲付=昨年は34kg級)、40kg級の中村未優(埼玉・埼玉栄=昨年は37kg級)、70kg級の進藤芽伊(大阪・堺リベラル)の3選手が下馬評通りに勝ち上がった。

 開会式にはアニマル浜口さんがスペシャルゲストとして登場。「今日はみなさんの応援にやってきました。2度とない人生、でっかい夢をつかんでください!」と、十八番の「気合だぁ!!」10連発で試合前の選手たちに気合を注入。

 レスリングのオリンピック競技からの除外問題を受けて、「レスリングは永遠に存続するんだ。選手のみなさん、(除外される可能性があるからと言って)レスリングを辞めないで続けてください。続けるとけっこういいことがある。感動がある。そして夢がある。日本チャンピオン、世界チャンピオン、そしてオリンピック・チャンピオンを目指して頑張ってください!」とエールを送った。

 最後は、「私はね、誰がなんと言おうと、レスリングが大好きなんだよ!! 大好きだー!大好きだー!」とレスリング・ラブを宣言。会場全体で、「大好きだ!」コール合戦で開会式を締めくくった。

 (文・撮影=増渕由気子)

浜口さんの気合とともにレスリング存続を訴える選手

新ルール実施により、大会前にルールの説明会


《トーナメント表》

男 子 38kg 42kg 47kg 53kg 59kg 66kg 73kg 85kg 110kg
女 子 34kg 37kg 40kg 44kg 48kg 52kg 57kg 62kg 70kg