※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
アニマル浜口さんを迎え、華やかに行われた開会式
38kg級から階級を上げて大会2連覇を狙う男子42kg級の松井稜(愛知・石尾台)は、初戦(2回戦)と3回戦をともに第1ピリオドでテクニカルフォール勝ちと危なげなくベスト8に進出。同じく連覇に挑んだ昨年男子42kg級王者の乙黒拓斗(東京・稲付)は、初戦(1回戦)は32秒でテクニカルフォール、3回戦はわずか19秒でフォール勝ちしたが、4回戦の鈴木絢大(静岡・金岡)では第1ピリオド、6-0と大量リードを奪っていながら1分58秒に逆転フォール負け。連覇はならなかった。
女子は、昨年優勝の40kg級の須崎優衣(東京・稲付=昨年は34kg級)、40kg級の中村未優(埼玉・埼玉栄=昨年は37kg級)、70kg級の進藤芽伊(大阪・堺リベラル)の3選手が下馬評通りに勝ち上がった。
開会式にはアニマル浜口さんがスペシャルゲストとして登場。「今日はみなさんの応援にやってきました。2度とない人生、でっかい夢をつかんでください!」と、十八番の「気合だぁ!!」10連発で試合前の選手たちに気合を注入。
レスリングのオリンピック競技からの除外問題を受けて、「レスリングは永遠に存続するんだ。選手のみなさん、(除外される可能性があるからと言って)レスリングを辞めないで続けてください。続けるとけっこういいことがある。感動がある。そして夢がある。日本チャンピオン、世界チャンピオン、そしてオリンピック・チャンピオンを目指して頑張ってください!」とエールを送った。
最後は、「私はね、誰がなんと言おうと、レスリングが大好きなんだよ!! 大好きだー!大好きだー!」とレスリング・ラブを宣言。会場全体で、「大好きだ!」コール合戦で開会式を締めくくった。
(文・撮影=増渕由気子)
![]() 浜口さんの気合とともにレスリング存続を訴える選手 |
![]() 新ルール実施により、大会前にルールの説明会 |
《トーナメント表》
男 子 | 38kg | 42kg | 47kg | 53kg | 59kg | 66kg | 73kg | 85kg | 110kg |
女 子 | 34kg | 37kg | 40kg | 44kg | 48kg | 52kg | 57kg | 62kg | 70kg |