※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【女子67kg級】(6月15日実施)
全日本チャンピオンの土性沙羅
井上は昨年の世界女子選手権(カナダ)で銅メダルを取り、今年1月のロシア最高レベルの国際大会「ヤリギン国際大会」で2位。土性も昨年のゴールデンGP決勝大会(アゼルバイジャン)を制するなど、ともに国際舞台で通用する実力を持つ。世界トップレベルの闘いが展開されそう。
両者の対戦成績は、井上が2勝1敗と勝ち越しているが、3試合8ピリオドの内訳は、1-0が3ピリオド、0-0で終わってクリンチで決着がついたのが5ピリオドと差はない。3分2ピリオドのトータルポイント制となっても、1ポイントをめぐる争いが最後まで展開されるか。
全日本学生選手権優勝で世界学生選手権3位の橋本千紘(日大)が両者の闘いに食い込めるか。2011・12年に世界カデット選手権で優勝した古市雅子(JOCアカデミー/東京・安部学院高)が、シニアでどこまで通じるかも注目される。
■井上佳子-土性沙羅の対戦成績
《2010年全日本選手権》 井上佳子○[2-0(1-0,1-0)]●土性沙羅
《2011年全日本選抜選手権》 土性沙羅○[2-1(0-1,3-0=2:03,3-0=2:05)]●井上佳子
《2012年全日本選抜選手権》 井上佳子○[2-1(1-0=2:02,0-1=2:02,1-0=2:06)]●土性沙羅
2012年全日本選手権表彰式。左から2位=飯島千晶、優勝=土性沙羅、3位=古市雅子、井上佳子
土性沙羅(至学館大)
井上佳子(クリナップ)
橋本千紘(日 大)
古市雅子(JOCアカデミー/東京・安部学院高)
《2012年6月:全日本選抜選手権成績》
[1]井上佳子(クリナップ)、[2]土性沙羅(愛知・至学館高)、、[3]橋本千紘(日大)、飯島千晶(日大)
《2012年12月:全日本選手権成績》
[1]土性沙羅(愛知・至学館高)、[2]飯島千晶(日大)、[3]井上佳子(クリナップ)、古市雅子(JOCアカデミー/東京・安部学院高)
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