※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【サンクトペテルブルグ(ロシア)、ビル・メイ】国際レスリング連盟(FILA)のネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は5月29日、レスリングが2020年オリンピックで実施される競技の最終候補に残った後、報道陣の質問に答えた。
――IOC総会に諮る3競技に残りました。
「私たちのレスリング・コミュニティと私たちを支援してくれた多くの人たちの成功です。しかし、私たち今後もサポートをお願いしたい。今日、勝つことができましたが、9月にもっと大きな勝利を期待しています。(9月には)他の2競技とともに闘いますが、勝たねばなりません。もちろん、フェアプレーの精神で」
――今の気持ちは?
「今日はちょっとだけホッとしています。9月には大きなホッとした気持ちになれることを楽しみにしています。今日は成功でしたが、目指している成功ではありません。明日の朝には、再び闘いを続ける気持ちになると感じています」。
――闘うための戦略は何でしたか?
「私たちのスポーツを最高の形で紹介することでした。準備時間が3ヶ月しかありませんでしたが、よく説明できたと思います」
――ブエノスアイレスでの総会に向けての戦略?
「今回は8競技の中での戦略がありました。これからは3競技の中での戦略が必要です、レスリングがベストであることを証明しないとならない」
――ルール変更は役立ちましたか?
「ルール・チェンジが今日の決定につながっています。この変更は、もっと前からやるべきだったかもしれません。そうであれば、(除外)問題は起こらなかったかもしれません」
――最初の投票で14票中、過半数の8票を獲得しました。
「今日もらった投票は、9月の総会には関係ありません。総会では、私たちに有利はないと思った方がいい。3競技が同じスタートラインに立っています。今日の勝利は、私にレスリングのために頑張るモチベーションを与えてくんました。レスリングにとって、とてもいい結果です。私は、レスリング界にはもっとできることがあると信じています」
最後に小さいな鏡を掲げて、報道陣に対して「この間のFILAの総会で、皆さんに鏡をプレゼントして、『レスリングを助ける人は鑑に見える』と言っておきました。今回も同じことを言います。『だれがレスリングを助けるの? あなたたちが助けることができる』」