※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=保高幸子)
成田空港で多くの報道陣に囲まれた福田機長と吉田選手
IOC理事会では、2020年オリンピックで実施される最後の1競技の絞り込みが予定され、レスリングは他の7競技と競合してプレゼンテーションが行なわれる。成田空港には多くの報道陣が詰めかけ、レスリング存続問題の関心の高さを表していた。
2人はプレゼンテーションには参加しないが、会場に来場しているIOC委員らにロビー活動をする予定。福田会長は「いよいよ1回戦だという思い。人が投票するものなので、しっかりアピールしてIOC委員の気持ちを動かしたい。日本としては、およそ100万人に及ぶ存続嘆願の署名をいただいている。その気持ちを必ず届けたい」と話した。
決戦の場へ向かう福田会長と吉田選手
ロシア協会からオリンピック3連覇のアレクサンダー・カレリンが参加予定。“霊長類最強コンビ”でレスリングの五輪存続に向けて働きかける。吉田はこの日のために英語のレッスンをしてきた。自分の言葉でIOC委員に訴えかける。