※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2013・5・25
2013レスリングルールの変更について(修正)
審判委員会
5月22日にHPにルールの変更について掲載しましたが、24日にFILAからルールの変更点について正式文書が届きました。22日のルールが修正されている箇所がありましたので、以下の通り修正ルールを発表します。今後の国内大会で使用してください。
(注)5月26日午後4時半頃~6時40分頃、誤った修正文が掲載されました。その時間にプリントされた場合は、破棄くださるようお願いします。
1.試合時間について(フリー・グレコ)
・3分2ピリオド制とする・
2.得点について(フリー・グレコ)
a)1ポイント
・パーテール・レスリングにおけるカウンターでのバックポイント
b)2ポイント
・テイクダウン
・90度以上の肩傾斜
・回転技
・スタンドあるいはパーテールからマットに肩をつかせる技
c)1ポイントor2ポイント
・マットに肩をつけて技をかけた場合 1ポイント
・ブリッジ状態で技をかけた場合 2ポイント
(*従来の2-2はない。)
d)3ポイント
・変更なし
e)5ポイント
・変更なし
f)ポイントなし
・レスラーが有効な技をかけ完遂できなかった場合(投げの失敗等)、速やかにスタンドの位置にもどす。(リスクレスリング)
3.テクニカルフォール(フリー・グレコ)
・7ポイント差とする。
4.消極的なレスラーに対する罰則手順(フリー)
・いかなる場合でも、審判団の2/3の判断でブロッキング・手つかみ・攻撃防止(技術回避)が生じた場合コーションのシグナルを出す。
1回目 口頭注意(アテンション)
2回目 試合を止め、違反レスラーに30秒間のポイント獲得する時間を与え
両者にポイントがない場合は違反レスラーにコーション相手1点与えれる。(この時、消極レスラーに呼応するライトをつけ観客・コーチレスラーに周知しなければならない。)
・第1ピリオドの2分経過で両者0-0の場合審判団はどちらかの選手に消極的レスラーとして摘発しなければならない。摘発されたレスラーは2回目の手順で行われる。
5.消極的なレスラーに対する罰則手順(グレコ)
・いかなる場合でも、審判団の2/3の判断でブロッキング・手つかみ・攻撃防止(技術回避)が生じた場合コーションのシグナルを出す。
1回目 口頭注意(MC・ジュリーに知らせる)
2回目 コーションを与える。 相手の選手はパーテールかスタンドの選択権を得る。
3回目 相手に1点が与えられ、パーテールかスタンドの選択権を得る。
4回目 消極的なレスラーは失格となり、積極的なレスラーはフォールと同じ 価値を得て勝利者となる。
*もしも0-0で終了した場合は最後に警告を与えた選手が勝利者になる。
しかし、1分以内で1回目の摘発をを推奨しているので0-0の状況は考えていない。
6.チャレンジ
・基本的に従来通りとする。
・選手が試合を止めることが許される。
・コーチはソフト・キューブをマット上に投げることで要求できる。
・コーチはポイントが表示されてから5秒以内に要求しなければならない。
・レスラーが一度、チャレンジを認めた場合は変えられない。
・レスラーは1試合で1回だけコーチのチャレンジを無効にできる。(遅延行為防止)
・レフリー・ジャッジ・マットチャーマンが全て同意していてもジュリーの決定が最終決定でありその決定にたいしてチャレンジはできない。
・FILAメンバー・団長・コーチ等全ての人も決定に対して異議を唱えることはできない。従わない場合は、大会期間中、退場を命じられる。
7.特記事項
・各々レスラーは1試合1チャレンジの権利を有する。判定が修正された場合は再度その試合中できる。
・ジュリーを含む審判団が判定を確証したら、レスラーはチャレンジ権を失い相手に1点が入る。
・マットチャーマンによって確認されたフォールに対しては、チャレンジはできない。
・試合終了時に得点表示が出ていない場合を除いてはチャレンジは3分終了後、要求されることはない。
・チャレンジを要求するコーチはマットに上がったり。審判席に近づいてはならない。
・チャレンジ検証中、審判団相互の会話は認められない。
8.ルール修正に伴わない改善点
1.計量時における抽選はレスラーの面前で自らの手で行わなければならない。
2.午前11時に試合を開始しなければならない。
3.30秒間のインターバル時間にコーナーで水の補給・濡れタオルは許される。
4.ジュリーは試合の開始直前にマットチャーマン・ジャッジ・レフリーを割り当てなければならない。