※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマンのロシア選手権が5月24日からロシア・サンクトペテルブルグで行われており、You tubeに動画がアップされた。国際レスリング連盟(FILA)が5月18日の臨時総会で改正した新ルールの試合が公開されている。
【注】5月19日「ラロビッチ会長が就任、新ルールは即座に導入…FILA総会」でプレス・リリースでのルールの条文を、5月22日「2013レスリングルールの変更について…日本協会・審判委員会」で審判委員会によるルールの公示を、それぞれ掲載しましたが、FILAは5月22日、現段階でのより詳細なルールを世界各国に通達し、当初伝わったルールと違う部分があります。 テクニカルフォールは、フリースタイル10点差、グレコローマン7点差でしたが、両スタイルとも7点差へ。グレコローマンの警告については、当初は 1回目 パッシブ(口頭注意)が与えられる。 となっていましたが、最新の公示では、3回目は相手に1点が入るとともに、パーテールポジションかスタンドかを選択するルールとなっており、ロシア選手権でもこのルールが採用されています。 今回通達されたルールに関しましても、「適用される前に、すべての手続き(注=すべての国の連盟に伝わり、レフェリーが新ルールを習得すること)をやる必要がある。正式ルールが発効される時には再度通達する。現段階ではこのルールを適用するように」という、分かりづらい表現が記載されています。 「実際に行いつつ、細部のルールを変更して正式なルールを確立する」という意味と思われます。いずれにしましても、新ルールはスタート時のものから変更されていく可能性がありますので、常に最新の公示で確認くださるようお願いします。 5月22日FILA公示の新ルールは、間もなく審判員会から発表される予定です。 |
【ロシア選手権】
■55kg級 Bekhan Mankiev - Rodion Samatov
■55kg級決勝 Bekhan Mankiev - Ivan Tatarinov
■60㎏級決勝 Ivan Kuylakov - Ibragim Labazanov