※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
レスリングの存続を願う署名は、スイスへ向けて旅だった
15日に東京・駒沢体育館で行われた「セーブ・オリンピック・レスリング」のイベントのビデオと写真はすでにFILAに送ってあり、FILAから国際オリンピック委員会(IOC)へ伝えられたほか、FILAの公式ホームページや多くのメディアが報じた。
しかし、多くの人たちの気持ちをIOCに届けるためには現物の送付が必要と判断し、保管してあった東京・味の素トレーニングセンターから署名の現物を送った。約94万人分の署名の総重量は約230kg。これを10箱に分けて送り、費用は32万130円。日本協会の北根康志事務局長や菅芳松事務局次長は拍手で郵便車を見送った。
5月2日の会見や15日の駒沢でのイベントとは違い、選手や協会幹部が同席したわけではないが、30人近くの報道陣が集まり、関心の高さをうかがわせた。
【お知らせ】署名活動はひとまず締め切りましたが、まだ手元にある場合は、5月末までに日本協会へ送付ください。追加という形で貴重な思いをFILAへ送ります。
![]() 全日本チームの聖地、味の素トレセンに置かれた約94万人分の署名 |
![]() 多くのマスコミが注視する中で発送作業が進められた |