2013.05.24

FILAはオリンピック競技に残るための必要な改革をした…IOCジャック・ロゲ会長

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 米国のメディアが報じたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長(ベルギー)が5月23日、世界最大の通信社AP通信のインタビューに答え、「国際レスリング連盟(FILA)は、2月に国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が決めた2020年オリンピックからの除外勧告の問題について取り組み、いい反応をし、オリンピック競技に残るための必要な改革をした」と話した。

 ロゲ会長は、今月18日にモスクワで行われたFILAの臨時総会で、説得力のあるルールの改正と、女性委員会と選手委員会を新設するなどの組織改革を行ったFILAの行動を称賛。「FILAは(IOC理事会が)レスリングを除外勧告した理由をしっかりと理解し、やるべきことをやった。とてもいい仕事をした。IOC理事会が候補8競技を絞る判断を見守ることになるが、私は、レスリングはよく反応したと言いたい」と話した。

 ただし、「このことは(理事会で)1競技に絞ることを保証するものではありません。やるべき最低限度のことをやった、いい反応だった、ということです」と続け、すべての競技にオリンピック競技に入る権利があることを付け加えた。