吉田沙保里、伊調馨（ＡＬＳＯＫ）１位…ＦＩＬＡ世界ランキング（女子）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　国際レスリング連盟（FILA）は先週、女子のランキングを発表。今年に入ってまだ大会出場はないものの、現役続行を表明している55kg級の吉田沙保里（ＡＬＳＯＫ）と63kg級の伊調馨（ＡＬＳＯＫ）が１位にランクされた。51kg級はクリッパン女子国際大会（スウェーデン）１位などの宮原優（東洋大）が３位へ。

　ほかに、55kg級の村田夏南子（日大）、59kg級の隈部千尋（環太平洋大）、63kg級の伊藤友莉香（自衛隊）、67kg級の井上佳子（クリナップ）、72kg級の鈴木博恵（クリナップ）がランクインした。

　◎女子

　【48kg級】

　ヤリギン国際大会（ロシア）とクリッパン女子国際大会（スウェーデン）を制したワレリア・チェプサラコバ（ロシア）が欧州選手権でも優勝して１位にランクイン。ウクライナ国際大会（ウクライナ）優勝のアリッサ・ランプ（米国）が２位。ヤリギン国際大会２位などのエレナ・ボストリコバ（ロシア）が３位。

［1］Valeria Chepsarakova（ロシア）＝欧州選手権優勝、ヤリギン国際大会優勝、クリッパン女子国際大会優勝
［2］Alyssa Lampe（米国）＝ウクライナ国際大会優勝
［3］Elena Vostrikova（ロシア）＝ヤリギン国際大会２位、ウクライナ国際大会２位

［4］Yana Stadnik（英国）＝欧州選手権２位
［5］Pak Yong-Mi（北朝鮮）＝アジア選手権優勝
［6］Vu Thi Hang（ベトナム）＝アジア選手権２位
［7］Patimat Bagomedova（アゼルバイジャン）＝欧州選手権３位、ダン・コロフ国際大会優勝
［8］Mikhniso Nurmatova（キルギス）＝アジア選手権３位、クリッパン女子国際大会２位
［9］Maroi Mezien（チュニジア）＝アフリカ選手権優勝
［10］Vanesa Kaladzinskaya（ベラルーシ）＝ヤリギン国際大会５位、ダン・コロフ国際大会３位

　【51kg級】

　昨年の世界女子選手権で優勝したジェシカ・マクドナルド（カナダ）が、今年もワールドカップ個人とパンアメリカン選手権で優勝し、１位へ。ヤリギン国際大会（ロシア）とアジア選手権を制したタチアナ・アマンゾル・バカチュク（カザフスタン）が２位。ワールドカップ個人２位などの宮原優（東洋大）が３位に入った。

［1］Jessica MacDonald（カナダ）＝パンアメリカン選手権優勝、ワールドカップ個人優勝
［2］Tatyana Amanzhol-Bakatyuk（カザフスタン）＝アジア選手権優勝、ヤリギン国際大会優勝
［3］宮原優（日本）＝ヤリギン国際大会２位、クリッパン女子国際大会２位

［4］Ekaterina Krasnova（ロシア）＝欧州選手権３位、ヤリギン国際大会２位、クリッパン女子国際大会２位
［5］Roksana Zasina（ポーランド）＝欧州選手権優勝、ウクライナ国際大会３位
［6］Liu Haiping（中国）＝アジア選手権２位
［7］So Sim-Hyang（北朝鮮）＝アジア選手権３位
［8］Estera Dobre（ルーマニア）＝欧州選手権２位、ダン・コロフ国際大会３位
［9］Yulia Blahinya（ウクライナ）＝欧州選手権３位、ヤリギン国際大会３位
［10］Isabelle Sambou（セネガル）＝アフリカ選手権優勝

　【55kg級】

　今年はまだ試合出場していないが、世界選手権出場の準備をしているオリンピック３連覇の吉田沙保里が１位。ウクライナ国際大会（ウクライナ）とワールドカップ個人で優勝したヘレン・マロウリス（米国）が２位、クリッパン女子国際大会（スウェーデン）と欧州選手権優勝のソフィア・マットソｎ（スウェーデン）が３位。アジア選手権優勝のヤン・センリアン（中国）が４位で、５位に同選手権２位の村田夏南子（日大）が入った。

［1］吉田沙保里（日本）＝オリンピック３度優勝
［2］Helen Maroulis（米国）＝ワールドカップ個人優勝、ウクライナ国際大会優勝
［3］Sofia Mattsson（スウェーデン）＝欧州選手権優勝、クリッパン女子国際大会優勝

［4］Yang Senlian（中国）＝アジア選手権優勝
［5］村田夏南子（日本）＝アジア選手権２位
［6］Nadesda Tretyakova（ロシア）＝ヤリギン国際大会優勝、クリッパン女子国際大会３位
［7］Byambatseren Sundev（モンゴル）＝ヤリギン国際大会２位、ワールドカップ個人,２位
［8］Tatyana Omelchenko（ウクライナ）＝ウクライナ国際大会２位、メドベジ国際大会３位
［9］Han Kum-Ok（北朝鮮）＝Asia３位
［10］Marie Prevolaraki（ギリシャ）＝欧州選手権２位

　【59kg級】

　昨年の世界選手権優勝のザン・ラン（中国）が１位。欧州選手権は２位ながらヤリギン国際大会優勝のザルガルマ・チレノバ（ロシア）が２位で、欧州チャンピオンのアナスタシア・ハチョク（ベラルーシ）が３位。アジア選手権優勝の隈部千尋（環太平洋大）が５位に入った。

［1］Zhang Lan（中国）＝2012世界選手権優勝
［2］Zhargalma Tsyrenova（ロシア）＝欧州選手権２位、ヤリギン国際大会優勝
［3］Anastassia Huchok（ベラルーシ）＝欧州選手権優勝、メドベジ国際大会３位（63kg級）

［4］Anna Polovneva（ロシア）＝ヤリギン国際大会２位、ウクライナ国際大会優勝
［5］隈部千尋（日本）＝アジア選手権優勝
［6］Tungalag Munkhtuya（モンゴル）＝アジア選手権２位
［7］Aisuluu Tynybekova（キルギス）＝アジア選手権３位、クリッパン女子国際大会３位
［8］Michelle Fazzari（カナダ）＝ワールドカップ個人優勝
［9］Hela Riabi（チュニジア）＝アフリカ選手権優勝. ウクライナ国際大会 No.5
［10］Yaqueline Estornell Elstique Cuba＝パンアメリカン選手権優勝

　【63kg級】

　ロンドン・オリンピック後の試合出場はないが、活動を再開している伊調馨（ＡＬＳＯＫ）が１位で、昨年の世界女子選手権に勝ちデーブ・シュルツ国際大会（米国）も制したエレナ・ピロズコバ（米国）が２位。ヤリギン国際大会（ロシア）と欧州選手権で勝ったアナスタシヤ・グリゴルジェワ（ラトビア）が３位で、アジア選手権優勝のシルオ・チョウマ（中国）が４位。アジア選手権２位の伊藤友莉香（自衛隊）が10位に入った。

［1］伊調馨（日本）＝オリンピック３度優勝
［2］Elena Pirozkhova（米国）＝2012世界選手権優勝、デーブ・シュルツ記念国際大会優勝
［3］Anastasija Grigorjeva（ラトビア）＝欧州選手権優勝、ヤリギン国際大会優勝

［4］Xiluo Zhuoma（中国）＝アジア選手権優勝
［5］Battsetseg Soronzobold（モンゴル）＝ヤリギン国際大会３位、ワールドカップ個人優勝
［6］Justine Bouchard（カナダ）＝パンアメリカン選手権優勝、デーブ・シュルツ記念国際大会２位
［7］Monika Michalik（ポーランド）＝欧州選手権２位、ウクライナ国際大会３位
［8］Katherine Vidiaux Lopez（キューバ）＝パンアメリカン選手権２位
［9］Jackeline Rentaria Castillo（コロンビア）＝パンアメリカン選手権３位、クリッパン女子国際大会３位
［10］伊藤友莉香（日本）＝アジア選手権２位、ワールドカップ個人２位

　【67kg級】
　
　ヤリギン国際大会（ロシア）で勝ち、アジア選手権でも優勝したナサンブルマー・オチルバト（モンゴル）が１位で、ウクライナ国際大会（ウクライナ）と欧州選手権で勝ったアリナ・スタドニク・マキンヤ（ウクライナ）が２位。世界選手権で３位となりヤリギン国際大会２位の井上佳子（クリナップ）が７位に入った。

［1］Nasanburmaa Ochirbat（モンゴル）＝アジア選手権優勝、ヤリギン国際大会優勝
［2］Alina Stadnik-Makhinya（ウクライナ）＝欧州選手権優勝、ウクライナ国際大会優勝
［3］Ilana Kratysh（イスラエル）＝欧州選手権２位、ウクライナ国際大会優勝（63kg）

［4］Yulia Bartnovskaya（ロシア）＝ヤリギン国際大会３位、ダン・コロフ国際大会優勝
［5］Svetlana Babushkina（ロシア）＝欧州選手権３位、クリッパン女子国際大会優勝
［6］Dorothy Yeats（カナダ）＝2012世界選手権２位
［7］井上佳子（日本）＝2012世界選手権３位、ヤリギン国際大会２位
［8］Veronica Carlson（米国）＝ウクライナ国際大会３位、デーブ・シュルツ記念国際大会２位
［9］Aline Focke（ドイツ）＝欧州選手権３位、クリッパン女子国際大会３位
［10］Stacie Anaka（カナダ）＝パンアメリカン選手権優勝、デーブ・シュルツ記念国際大会３位

　【72kg級】

　ロンドン・オリンピック・チャンピオンのナタリア・ボロビエワ（ロシア）が、ヤリギン国際大会（ロシア）、クリッパン女子国際大会（スウェーデン）、欧州選手権と勝ち、文句なしの１位。クリッパン女子国際大会３位、欧州選手権２位のマイデル・ウンダ（スペイン）が２位。鈴木博恵（クリナップ）がワールドカップ個人優勝とアジア選手権優勝を評価されて４位に入った。

［1］Natalia Vorobieva（ロシア）＝欧州選手権優勝、ヤリギン国際大会優勝、クリッパン女子国際大会優勝
［2］Maider Unda（スペイン）＝欧州選手権２位、クリッパン女子国際大会３位
［3］Vasillisa Marzaliuk（ベラルーシ）＝欧州選手権３位、ヤリギン国際大会３位、ウクライナ国際大会３位

［4］鈴木博恵（日本）＝アジア選手権優勝、ワールドカップ個人優勝
［5］Katerina Burmistrova（ウクライナ）＝欧州選手権３位、ウクライナ国際大会優勝
［6］Burmaa Ochirbat（モンゴル）＝ヤリギン国際大会２位、ダン・コロフ国際大会優勝
［7］Zhang Fengliu（中国）＝デーブ・シュルツ記念国際大会、ワールドカップ個人２位
［8］Adeline Gray（米国）＝デーブ・シュルツ記念国際大会２位、2012世界選手権優勝（67kg級）
［9］Jenny Fransson（スウェーデン）＝2012世界選手権優勝
［10］Lisset Hechevarria Medina（キューバ）＝パンアメリカン選手権優勝