2013.04.30

「レスリングはオリンピックから除外されているわけではない」…IOCジャック・ロゲ会長(ベルギー)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ロシア、ブルガリア、セルビアなどのメディアが報じたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長は、訪問先のペルー・リマでの記者会見で、「レスリングはオリンピックから除外されているわけではない。2020年オリンピックに含まれる機会を持っている」と話した。

 さらに、「将来、レスリングは25の中核競技に含まれるだろう(注=未来形の「will」という言葉が使われている)。5月29日のIOC理事会のあと、オリンピックのプログラムに含まれる可能性がある(注=可能性を示す「may」という言葉が使われている)」とも話した。

 いずれも、残る1枠を選ぶ規則にのっとった一般論ともとれる内容。しかし、レスリングに好意的な気持ちがあればこその発言のようにも受け取れるが…。

 ロシアのラジオ局「ザ・ボイス・オブ・ロシア」の電子版は、「IOCは2020年オリンピックにレスリングを存続させるかもしれない」(IOC may retain wrestling in 2020 Olympic program )という見出しで、セルビアの「In Serbia News」は、「レスリングは2020年大会に引き続き含まれる可能性がある」(Wrestling may still be included in the 2020 Olympic Games)という見出しで、それぞれロゲ会長の会見を報じている。