※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ニューデリー(インド)】アジア選手権第2日は4月19日、インド・ニューデリーで男子グレコローマン3階級と女子1階級が行われ、男子グレコローマン74kg級の井上智裕(育英クラブ)と女子48kg級の鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)が銅メダルを獲得した。
井上は初戦でカタール選手、2回戦で地元インド選手を連破。準決勝でロンドン五輪66kg級優勝の金炫雨(キム・ヒョンウ=韓国)に0-2で敗れたあと、3位決定戦でキルギス選手を破った。2003年のアジア・カデット選手権以来の国際大会のメダルで、ジュニア以上になってからは初のメダル。
鈴木は1回戦で地元選手を破った後、2回戦で北朝鮮の新鋭、パク・ヨンミに黒星。しかし敗者復活戦を勝ち、3位決定戦で昨年の世界学生選手権5位のナランゲレル・エルデネスク(モンゴル)を下した。
84kg級の岡太一(自衛隊)は、2回戦でウズベキスタン選手に黒星。敗者復活戦を勝ち上がったが、3位決定戦で2010年アジア大会優勝のタレビ・ナリマン・ネマトプール(イラン)に0-2で敗れてメダルを逃した。
96kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)は初戦で昨年優勝のダボウド・ギルニラング(イラン)に敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。
男子グレコローマンはこの日で終了し、前日と合わせて「銀1・銅2」。昨年の「銀2・銅1」を下回ってしまった。国別対抗得点は5位。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【74kg級】井上智裕(育英クラブ) 3位=13選手出場
3決戦 ○[2-1(1-0,1-4,3-0)]Ruslan Tsarev(キルギス)
準決勝 ●[0-2(0-1,1-2)]Kim Hyeon Woo(韓国)
2回戦 ○[2-0(1-0,2-0)]Rajbir Chhikara(インド)
1回戦 ○[2-0(2-0,5-0)]Badr Bakhti(カタール)
--------------------------------
【84kg級】岡太一(自衛隊) 5位=12選手出場
3決戦 ●[0-2(0-1,1-3)]Taleb Nariman Nematpour(イラン)
敗復線 ○[2-0(1-0,4-0)]Lin Ming-hsuan(台湾)
2回戦 ●[0-2(0-4,0-3)]Rustam Assakalov(ウズベキスタン)
1回戦 ○[2-1(0-2,1-0,2-0)]Harpreet Singh(インド)
--------------------------------
【96kg級】齋川哲克(両毛ヤクルト販売) 11選手出場
1回戦 ●[0-2(0-3,1-4)]Davoud Einollah Gilnirang(イラン)
◎女子
【48kg級】鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ) 3位=10選手出場
3決戦 ○[2-1(1-0,0-1,6-0)]Narangerel Erdenesukh(モンゴル)
敗復戦 ○[フォール、1P(F4-0)]Lo Wen-ling(台湾)
2回戦 ●[0-2(0-4,1-5)]Pak Yong Mi(北朝鮮)
1回戦 ○[2-1(1-6,3-0,3-1)]Priyanka Singh(インド)