2013.04.05

5月を「世界レスリング月間」(World Wrestling Month)へ…国際レスリング連盟

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 国際レスリング連盟(FILA)は4月4日、公式ホームページ上で、177の加盟国に対し、5月を「世界レスリング月間(World Wrestling Month)」とし、レスリングの五輪競技存続をアピールする活動・キャンペーンを行うことをリクエストした。

 FILAのネナド・ラロビッチ会長代行は「各国に対し、世界レスリング月間にレスリング選手と各国連盟がバラエティーあるイベントを実施することを望む。各国はここ数週間のうちに、イベントの計画を発表してほしい」と呼びかけた。

 ロシア・レスリング協会のゲオルギ・ブリュソフ副会長は「ロシア協会と欧州レスリング連盟はFILAの努力をサポートする。レスリングが五輪競技に存続するための私達のプライドと情熱を示す最高の機会だ」とのコメントを寄せた。

 国際オリンピック委員会(IOC)理事会の除外勧告以来、タイ(FILA理事会)、イラン(男子フリースタイル・ワールドカップ)、グルジア(欧州選手権)、パナマ(パンアメリカンん選手権)など世界各国へ出向いて対策を練っている米国レスリング協会のリッチ・ベンダー専務理事は「米国レスリング協会は、レスリングの五輪競技存続のための世界レスリング月間の開催を楽しみにしている。私達はとてもエキサイティングな国際大会を計画している」とコメントした。

 米国は、5月15日にニューヨークのタイムズ・スクェアで米国、ロシア、イランによる対抗戦の計画が伝わっている。同専務理事は「他にも、あらゆる世代・レベルで最高の闘いを計画している。レスリングは世界的なスポーツであり、米国でこうしたイベントを開催することにプライドを感じます」と話している。

 FILAは、この期間中に多くの国国際対抗戦、レスリングのデモンストレーション、若者のイベントなどを期待し、新しいルールの闘いを実施(して提案)するのもいいとしている。