2013.03.15

小野寺五典防衛大臣が自衛隊レスリング班を激励、レスリングの五輪存続後押しを明言

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 3月14日、埼玉・陸上自衛隊朝霞駐屯地にある自衛隊体育学校に小野寺五典防衛大臣が視察に訪れ、レスリングの2020年五輪種目存続へ全面協力することを表明した。

 小野寺大臣は自衛隊所属の女子48kg級金メダリストの小原日登美、男子フリースタイル66kg級金メダルの米満達弘、同55kg級銅メダリストの湯元進一らと懇談。ロンドン五輪における同校レスリング勢の活躍を賞賛するとともに「レスリングが2020年五輪で正式種目に残れるよう、国としても頑張りたい」とバックアップを明言した。

 今回の視察は安倍晋三総理大臣から「レスリングを激励してもらいたい」という命を受けてのもの。代理として木村太郎内閣総理大臣補佐官も同行し、「皆さんによろしく」という安倍総理からのメッセージも託されたという。

 小野寺大臣は「安倍総理の代理で木村補佐官も来たということは、政府を挙げての応援という姿勢だと思う。私も(復帰嘆願の)署名をしたいし、国民の1人として活動していきたい。今後、いろいろな国の方と話す機会もある。米、ロシア、それにイランでもレスリングへの感心が高い。首脳レベルの人と会うときにも、『一緒に訴えていこう』と話したい」と熱く語った。

 レスリング班の練習視察の際には、見ているだけではあき足らず、背広を脱いでシングレット姿の米満と対峙。高々と持ち上げられたあと、逆に米満を持ち上げると「とても引き締まった体をしていた」(小野寺大臣)と満足そうだった。