※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)のネナド・ラロビッチ会長代行は3月12日、フランスの通信社「AFP通信」の電話取材に応じ、「ロンドン・オリンピックのグレコローマンの(盛況な)会場を見る限り、レスリングの五輪復帰を勝ち取ることはできる」と話した。
同会長代行は「レスリングの存続をかけた闘いだ。もしオリンピックから消えてしまえば、競技そのものがなくなってしまう。他の候補7競技に比べて大きなハンディはある」としたうえで、「レスラーはこの闘いに負けるとは思っていない。大変な闘いではあるが、私も悲観していない。あらゆる手を尽くして存続を勝ち取る。自信はある」と話した。
そのため、すでに連盟の組織改革に取り組み、ルールの見直しにも着手する意向を示し、「オリンピックに残るために何が最善の方法なのか、IOCのアドバイスに従う」とした。また、5月末にロシアで行われるIOC理事会でのプレゼンテーションへ向けての準備もしているという。