2013.03.13

「レスリングは実施競技に残ると信じている」…IOC理事のセルゲイ・ブブカ氏(ウクライナ)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ロシア・レスリング協会のホームページは、国際オリンピック委員会(IOC)の理事であるセルゲイ・ブブカ氏(ウクライナ)が「9月のIOC総会で、レスリングは実施競技として残ると信じている」と話したことを報じた。

 10日にウクライナ・レスリング協会のエルブレス・テデエフ会長(2004年アテネ五輪フリースタイル66kg級優勝)とブブカ氏が会談。ブブカ氏はレスリングの五輪競技からの除外について、「決定には驚いている。レスリングは最古のスポーツであり、伝統あるスポーツ。多くの国で実施されている」と話し、前述の予想を述べたという。

 同時に、「国際レスリング連盟(FILA)は普及広報にもっと力を注がねばならず、現代にマッチしたスポーツとして進化しなければならない。常に新たな挑戦をしなければならない」と話し、これまでのFILAがそうでなかったことに苦言を呈した。

 テデエフ会長は、ブブカ氏の助言に感謝するとともに、IOCの勧告を真摯に受け止めることを回答したという。

 ブブカ氏は陸上・棒高跳びの選手で、世界記録を35回更新し、「鳥人」と呼ばれたスーパースター。現在はIOCの理事で、2月のIOC理事会で25の中核競技を選ぶ投票に参加した。