※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
FILAラロビッチ会長代行(左)とIOCロゲ会長(FILAホームページより)
共同通信社やAP通信が報じたところによると、会談は約40分。ロゲ会長は2月のIOC理事会で2020年五輪の中核競技からレスリングが除外された経緯などを説明し、ラロビッチ会長代行が質問する形で進行。ラロビッチ会長はオリンピック・チャンピオンが金メダルを返上したことを謝罪し、そうした行動をやめるよう呼びかけていることを伝えたという。
AP通信は、同会長は5月上旬にも行われるFILAの臨時総会で会長選挙に立候補する意思を示したと報じている。
同会長に単独インタビューしたロイター通信は、同会長が「われわれはこの数年、誤った方向に進んでいた。IOCの決断を非難していないことを伝えた」と話したという。
競技が絞り込まれる5月下旬のIOC理事会までに「時間が少なすぎる。他の競技は2年の準備期間があったのに、私たちには2ヶ月半しかない。いい状況にはない」と話しながらも、「5月に絞り込まれる競技に残れたなら、最初の成功だ。私たちは必ず成功する」と話したという。