※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
通信社などが報じたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)理事会のレスリングの五輪競技からの除外勧告に対し、2000年シドニー五輪のフリースタイル96kg級金メダリストのサギド・ムルタサリエフ氏が、金メダルをIOCに返上することを明らかにした。
同氏はロシア・レスリング協会のホームページで「レスリングの競技存続のため、何らかの行動を起こしたかった。レスリングが五輪競技に残ることを願い、金メダルに別れを告げた」と話し、先に金メダルを返上した1996年アトランタ五輪金メダリストのバレンチン・ヨルダノフ・ブルガリア協会会長にならったとしている。
ロシア協会のミハイル・マミアシビリ会長は、IOCとの協議を開始したことを明らかにした。