2013.02.25

田野倉翔太(日体大)が優勝、清水早伸(自衛隊)が2位…ハンガリー・グランプリ最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

男子グレコローマンの「ハンガリー・グランプリ」最終日は2月24日、ハンガリー・ソンバトヘイで行われ、55kg級決勝は日本選手同士の対戦となり、田野倉翔太(日体大)が優勝、清水早伸(自衛隊)が2位となった。

 田野倉はウクライナ、グルジア、エジプトの選手相手にいずれも2-0で勝って決勝進出。清水は昨年の世界学生選手権優勝のマックス・ノウリー(米国)を破るなどして決勝へ。両者の対戦は、田野倉が第1ピリオドに俵返しを決めるなどして勝った。

 66kg級の音泉秀幸(日体大)は初戦でクロアチア選手に敗れ、96kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)も初戦でグルジア選手に黒星。いずれも敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り(報告・撮影=元木康年監督)


 ◎男子グレコローマン

 【55kg級】田野倉翔太(日体大)    優勝=14選手出場

決 勝 ○[2-0(3-0,1-0)]清水早伸(自衛隊)
 《試合経過》第1ピリオドはともにスタンドで得点なく、グラウンドで田野倉が俵返しで3-0。第2ピリオドもスタンドは0-0で、グラウンドの攻防は田野倉が立ってしのぎ1-0。

準決勝 ○[2-0(7-5,2-0)]Halima Abou(エジプト)
 《試合経過》第1ピリオドは飛行機投げを受けて3失点。しかし、がぶり返しを2度決めるなどして7-5。第2ピリオドはスタンドで0-0のあと、俵返しの組み手で返して2-0。

2回戦 ○[2-0(1-0,2-0)]Ednar Sharadze (グルジア)
 《試合経過》第1ピリオドはタックルでを決めて1-0。第2ピリオドは相手のヘッドバットで反則の1点。タックルで1点を加えて2-0。

1回戦 ○[2-0(1-0,3-0)]Dmytro Kharko(ウクライナ)
 《試合経過》第1ピリオドはスタンドで得点なく、グラウンドの防御は立ち上がってしのいで1-0。第2ピリオドもスタンドの得点はなく、グラウンドでは俵返しを決めて3-0。

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  【55kg級】清水早伸(自衛隊)   2位=14選手出場

決 勝 ●[0-2(0-3,0-1)]田野倉翔太(日体大)
 =田野倉の項目参照=

準決勝 ○[2-1(3-0,0-3,1-0)]Kanybek Zholchudekou (キルギス)
 《試合経過》第11ピリオドはスタンドで得点なく、グランドではローリングで返し、相手のチャレンジ失敗含めて3-0。第2ピリオドもスタンドは0-0で、グラウンドでは俵返しで返され0-3。第3ピリオドもスタンドは得点なく、グラウンドは守り切って1-0。

2回戦 ○[2-1(1-2,3-0,3-0)]Max Nowry(米国)
 《試合経過》第1ピリオドはスタンドで得点なく、グランドではローリングで返されて0-2。第2ピリオドもスタンドは0-0で、グランドではローリングを2度かけて3-0。第3ピリオドもスタンドは得点なく、グラウンドでバック投げを決めて3-0。

1回戦 ○[2-0(TF6-0,TF6-0)]Bence Kovacs(ハンガリー)
 《試合経過》第1ピリオドはスタンド戦だけでで6-0。第2ピリオドはスタンドで得点なく、グラウンドのローリング攻撃で6-0。

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 【66kg級】音泉秀幸(日体大)   21位=23選手出場

1回戦 ●[0-2(0-5,0-1)]Danijel Janecic(クロアチア)
 《試合経過》第1ピリオドはスタンドで得点なし。グラウンドで俵返しを決められ0-5。第2ピリオドもスタンドの得点はなく、グラウンドを返せず0-1。

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 【96kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売)   18位=20選手出場

1回戦 ●[0-2(0-1,0-3)]Irakli Kajaia(グルジア)
 《試合経過》第1ピリオドはスタンドで得点なく、グラウンドではローリングで失点し0-1。第2ピリオドもスタンドは0-0で、グラウンドでは返せずに0-1。