ブルガリア協会のバレンチン・ヨルダノフ会長が五輪金メダル返還で抗議

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　ブルガリア・レスリング協会のホームページは、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）理事会によるレスリングの2020年五輪からの除外勧告に対し、1996年アトランタ五輪優勝のほか７度の世界選手権で優勝しているバレンチン・ヨルダノフ同協会会長（フリースタイル52kg級）が、抗議の意思として五輪の金メダルをＩＯＣに返上したことを報じた。

　同時に「レスリングはコンスタントに五輪の活動に貢献しており、古代五輪、近代五輪の両方を支える存在である」と記載されており、世界180の加盟国と多くの選手の抗議を意味する」という内容の抗議文も送った。

　同国ではヨルダノフ会長以外にも、五輪王者などが抗議の声を挙げているほか、ソフィアでは400人を超えるキッズ選手が集まり、オリンピックのレスリングを守るアピールを行った。（下写真＝同国協会ホームページより）