2013.02.21

米国、イランなどが参加し、レスリング存続のための決起集会…イラン・テヘラン

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 【テヘラン(イラン)】男子両スタイルのワールドカップが行われているイラン・テヘランで2月20日、参加国の代表によるレスリングの2020年五輪からの除外に反対する決起集会が行われた。会合では、イラン協会のホヤトラ・カティブ会長、イランの国際オリンピック委員会(IOC)委員、国際レスリング連盟(FILA)役員5人、米国レスリング協会の役員が中心となって話し合いが進められた。

 演説した人全員が「世界のレスリング界は仲間で、伝統ある競技をオリンピックからなくしてはならない。世界のレスリング界がひとつになり、世界にアピールして行こう」という旨をアピールした。

 イラン協会会長は、ワールドカップ最終日にイラン大統領が観戦に来ることを明らかにし、協力を直訴する考えを話した。

 日本からはフリースタイル代表チームの田南部力監督(警視庁)が出席。イランのIOC委員に「日本としてもレスリング存続のために全力で取り組んで行きます」と伝えた。

イラン・レスリング協会会長の演説

会合の最後にレスリング存続を地元ほかのメディアにアピール