※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
米国レスリング協会は、2015年の世界選手権開催地が米国・ラスベガスに決定したことを発表した。タイ・プーケットで行われた国際レスリング連盟(FILA)の理事会で決定した。
大会は同年9月に行われ、カジノで有名なオーリンズホテルの中にあるオーリンズアリーナ(収容9500席)で行われるという。
ネナド・ラロビッチ会長代行は、ラスベガスでの開催を「レスリングの長い歴史とレスリングを発展させたいという希望が合致した成果。レスリングの歴史的イベントになるだろう。ラスベガスでの開催はレスリングのグローバル化を世界に示すものである」とコメント。
国際オリンピック委員会(IOC)の理事会がレスリングの2020年五輪からの除外勧告を決めたことに対し、世界のエンターテインメントが集まるラスベガスで世界選手権を開催できるスポーツであることをアピールする意味もあるようで、「ラスベガスでの開催は、オリンピック・プログラムにレスリングを定着させることを助けるでしょう」との談話が掲載されている。
米国では、1962年トレド大会(男子両スタイル)、1966年トレド大会(同)、1979年サンディエゴ大会(同)、1995年アトランタ大会(男子フリースタイル)、2003年ニューヨーク大会(男子フリースタイル・女子)に続いての世界選手権開催。
2016年リオデジャネイロ五輪の第1次予選となることが予想される同選手権には、ラスベガスのほか、ソチ(ロシア)、パナマシティー(パナマ)、ニューデリー(インド)、テヘラン(イラン)が立候補していた。