※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)は、公式ホームページ上でネナド・ラロビッチ会長代行(セルビア)の声明を掲載した。
これまでのFILAのやり方に今回のIOC理事会決定の一因があるとし、新しい組織に生まれ変わるいい機会であるとし、五輪競技に残るために全力を尽くす旨が記載されている。
声明は下記の通り。
国際レスリング連盟は全世界180ヶ国の加盟国とすべてのレスリング選手に対し、非常に重要な責任を持つことになりました。私たちは国際オリンピック委員会(IOC)のレスリングの五輪競技からの除外勧告を受け止め、それに至った過程を尊重します。私たちにとって、レスリングが五輪の中核競技に残るために必要な手段を全力を挙げて実現していきたいと思います。
世界のレスリング界は、IOC理事会が決定した2020年大会からの除外勧告に対し、大きな失望をしました。私は、これはレスリングが前向きに発展するためのいい機会であるととらえています。
こうした事態を引き起こしたのは、レスリング界の責任でもあります。私たちはIOCの声に耳を傾け、五輪に残るため改善の努力をし、時代とともに進化しなければなりません。
最後に、世界のレスリング界のために大きな尽力をしてくれたラファアル・マルティニティー会長に感謝申し上げます。