※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
レスリングの2020年五輪除外問題を受け、ネット上で存続を求める署名活動が始まった。米企業が運営する署名サイト「Change・org(チェンジ・ドット・オーグ)」では、世界各国で国際オリンピック委員会(IOC)にレスリングの実施を求める署名や、賛同を呼び掛ける書き込みが広がっている。
同サイトの日本語版には、日本の呼び掛け人が「日本選手の活躍に喜んだファンとして、そのような機会が減ることは何としても避けたい」と書き込んだ。共感する人は氏名などを入力し「賛同」ボタンをクリックすれば、賛同者に加われる。
個人の訴えが国際オリンピック委員会(IOC)に届くかどうかは分からないが、インターネット上での除外反対の声が世界各国から上がり、世界の社会問題になれば、IOCもこの決定を変更せざるをえない可能性はある。
すでに、世界の3大通信社のひとつである共同通信社や英国のメディアがこの署名活動を紹介している。歴史を変えるのは、多くの人の力の結集。世界のレスリング・ファンと関係者の熱意を結集させ、IOCを動かしたいところだ。
以下は、サイトに掲載された賛同者募集の訴えと、サイトのアドレス。氏名などを入力し「賛同」ボタンをクリックすれば、賛同者に加われる。
「2013年2月12日、2020年夏季オリンピックからレスリングが外されるという発表がIOC からされました」
いまや日本のお家芸にもなりつつあるレスリング。
吉田沙保里選手や伊調馨選手を始め、
先のロンドンオリンピックでの日本選手の活躍に手を叩いて喜び、
さすがだ!と誇りに思った人も多いのではないですか?私もそのひとりです。
いちスポーツファンとして、
そのような機会が減ってしまうことは何としても避けたいです。
ルールが分かりにくくエンターテインメント性に乏しいとの指摘から、
一大商業になったオリンピックに馴染まない側面もあるでしょうが、
古代オリンピックから行われ、1896年からの近代オリンピックでも、
(1900年を除き)採用されているレスリング競技は出場国も競技者も世界中に亘り、
オリンピックをオリンピックたらしめている要素のひとつだと思います。
ソフトボール、野球に続き日本が得意としている競技がはじかれることに対する
日本のスポーツ外交力の弱さにも歯がゆい思いがありますが、
今回の決定に対するIOC 協議の不透明さにも物申したいです。
「ちょっとどういうことかちゃんと説明せい!」
(署名アドレス)
(チェンジ・ドット・オーグのアドレス)