2013.02.13

レスリングは終始最多票、不可解な近代五種の投票過程…IOC理事会

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 国際オリンピック委員会(IOC)は2020年五輪でレスリングの除外を決めた理事会の投票結果を公表。過半数になるまで投票が続けられ、4回の投票でレスリングが終始最多の票を投じられていたことが分かった。

 最後は近代五種とレスリングの決戦投票とされたが、ホッケーも加えた3競技の投票となり、レスリングが8票、他の2競技が3票ずつだったことも判明した。

 共同通信によると、1回目の投票でレスリングと近代五種が各5票、ホッケーが2票、テコンドーとカヌーが各1票だった。2回目からはこの5競技に絞り、過半数を取る競技が出るまで、最少得票の競技を除きながら繰り返し実施。レスリングは2回目が7票、3回目は6票で全ての投票で最も多かった。

 除外の可能性が高いとみられた近代五種は票数が1回目から5、4、5、3と変動。最後の投票で1回目より2票も減る「不可解な結果だった」と報じている。