※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
女子の高校・中学選手の選抜チームが2月12日、成田空港発のスカンジナビア航空でスウェーデン・クリッパンへ向けて出発した。15~17日に「クリッパン女子国際大会」に出場。その後、地元チームほかと合同合宿し、21日に帰国する。
選手たちは11日に東京・味の素トレーニングセンターに集合。日本協会の菅芳松事務局次長から「東京が招致している2020年のオリンピックは、この中にいる選手の中から出場する可能性が高い。上を目指して頑張ってほしい」と激励され、約2時間練習し、翌日、空港へ向かった。
昨年までは若手世代の強化と普及という位置づけのもと、総勢30選手近くになることもある遠征だったが、今年からは日本代表としての自覚を持たせるため、高校生は全国大会(クイーンズカップ、全国高校女子選手権など)のチャンピオン、中学生は全国2大会(全国中学生選手権、全国中学選抜選手権)を連覇した選手などに厳選。15選手の派遣となった。
成富利弘監督(東京・安部学院高教)は「厳選されたメンバーだけに、結果が求められる。このメンバーがいい成績を残すことが、後に続く選手の刺激になり、全体の強化につながる」と話し、大会での必勝を期すとともに、「合宿はヨーロッパの強豪が多く集まる。そこで世界のレスリングを経験してほしい」と要望した。
出発前日に味の素トレセンで練習する選手たち
大会サイトによると、72kg級にはロンドン五輪金メダリストのナタリア・ボロベワ(ロシア)が参加するなど、ロシアやカザフスタンは国際舞台で実績のある選手が顔をそろえる。
選手団は下記の通り。大会は15~16日にカデット、16~17日にシニア(ジュニアを含む)が行われる。
【監 督】成富利弘(東京・安部学院高教)
【コーチ】吉村祥子(エステティックTBC)
【帯同審判】矢後眞直(千葉・柏四中教)
【カデット選手】
▼40kg級 八木沢真紀(岩手・種市高)
▼46kg級 五十嵐美帆(愛知・至学館高)
▼49kg級 岡本佳子(佐賀・鳥栖工高)
▼49kg級 加賀田葵夏(東京・ゴールドキッズ/東京・高南中)
▼52kg級 向田真優(JOCエリートアカデミー/東京・稲付中)
▼65kg級 古市雅子(JOCエリートアカデミー/東京安部学院高)
▼70kg級 斉藤未来(東京・安部学院高)
【ジュニア・シニア選手】
▼48kg級 須崎麻衣(千葉・鎌ヶ谷高)
▼51kg級 宮原 優(JOCエリートアカデミー/東京安部学院高)
▼55kg級 廣瀬瑠実(東京・安部学院高)
▼55kg級 花田彩乃(JOCアカデミー/東京安部学院高)
▼59kg級 香山芳美(東京・安部学院高)
▼59kg級 米田野乃佳(愛知・至学館高)
▼59kg級 坂野結衣(東京・安部学院高)
▼72kg級 阿部梨乃(東京・安部学院高)