2013.02.08

アゼルバイジャンの女子ナショナルチーム監督に男子の名コーチが就任

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

アゼルバイジャンの女子ナショナルチームの監督に、これまで同国の男子の指導者として手腕を発揮してきたヤグブ・ママドフ氏が就任した。同氏は2000年シドニー五輪フリースタイル54kg級金メダリストのナミク・アブデュラエフを育てた。

 ママドフ氏は地元のメディアに対し、「女子の指導は初めてで難しいところがある。ロシア女子チームのユーリ・シャクムラドフ監督のように男女の双方で手腕を発揮した指導者もいる。シャクムラドフ監督を見習い、女子でも強い選手を育てたい」と話した。

 アゼルバイジャンは今冬、2月のダン・コロフ国際大会(ブルガリア)と3月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)に出場し、その中から欧州選手権(3月19~24日、グルジア・トビリシ)のメンバーを選抜するという。

 なお、ロンドン五輪で銀メダルを取った48kg級のマリア・スタドニクと55kg級銅メダルのユリア・ラトケビッチは、出産のため今季は休養するという。そのため戦力ダウンは否めない状況だが、ママドフ監督は「その分、若手のチャンスなんだ」と話した。