※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2月21日(木)~22日(金)にイラン・テヘランで行われる男子フリースタイルのワールドカップに、全日本チャンピオン7選手を派遣する。参加国は日本のほか、ロシア、イラン、米国、アゼルバイジャン、グルジア、カザフスタン、ベラルーシ、ブルガリア、トルコの計10ヶ国。
ワールドカップは国際レスリング連盟(FILA)が主催する世界トップチームよる団体戦。2ブロックに分かれて総当たりリーグ戦を行い、1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦…を行う。通常は前年の世界選手権の国別対抗得点の10位までの国が参加するが、昨年はオリンピックだったため、2011年の成績によって選抜された。
男子では1973年から実施されている。当初は各大陸の最強国を集めて行われていたが、大陸間で実力格差があるため、大陸代表にこだわらず、前年の世界選手権の結果で強国を集めて行われるようになった。
日本は昨年、14年ぶりに参加。予選リーグは全敗だったが、9・10位決定戦に勝って9位。66kg級の米満達弘(自衛隊)は不戦勝を含めて4勝をマークし(1不戦敗)、ロンドン五輪の金メダルにつなげた。
派遣選手・役員、過去の日本の成績は下記の通り。66kg級の米満は視察での参加で、試合には出場しない予定。テヘランでは19~20日に男子グレコローマンのワールドカップが行われるが、日本は参加しない。
【監 督】田南部力(警視庁)
【コーチ】井上謙二(自衛隊)
【ドクター】中島耕平(国立スポーツ科学センター)
【トレーナー】川崎淳(ハンズコーポレーション)
【帯同審判】篠原正樹(静岡・吉原工高教)
【選手】
▼55kg級 森下史崇(日体大)
▼60kg級 前田翔吾(至学館大職)
▼66kg級 石田智嗣(警視庁)
米満達弘(自衛隊)
▼74kg級 高谷惣亮(ALSOK)
▼84kg級 松本真也(警視庁)
▼96kg級 山口 剛(ブシロード)
▼120kg級 岡倫之(日大)
■男子フリースタイル・ワールドカップの日本の成績と優勝国
年 | 期 日 | 場 所 | 日本成績 | 優勝国 | 参加国 |
2012年 | 5/12-13 | アゼルバイジャン・バクー | 9位 | イラン | 10 |
1998年 | 4/4-5 | 米国・スティルウォーター | 6位 | イラン | 6 |
1995年 | 4/7-8 | 米国・チャタヌーガ | 6位 | 米国 | 6 |
1994年 | 3/24-25 | カナダ・エドモントン | 6位 | 米国 | 6 |
1993年 | 4/2-3 | 米国・チャタヌーガ | 5位 | 米国 | 5 |
1987年 | 11/27-29 | モンゴル・ウランバートル | 5位 | ソ連 | 6 |
1985年 | 3/30-31 | 米国・トレド | 3位 | ソ連 | 6 |
1983年 | 3/26-27 | 米国・トレド | 4位 | ソ連 | 5 |
1980年 | 3/29-30 | 米国・トレド | 4位 | 米国 | 5 |
1979年 | 4/1-2 | 米国・トレド | 3位 | ソ連 | 5 |
1978年 | 4/1-2 | 米国・トレド | 3位 | ソ連 | 4 |
1977年 | 3/26-27 | 米国・トレド | 3位 | ソ連 | 4 |
1973年 | 5/19-20 | 米国・トレド | 3位 | ソ連 | 4 |