※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
1992年全日本選手権王者からプロレス入りした永田裕志さん(日体大卒=新日本プロレス)のプロレス入り20周年パーティーが1月13日、都内のホテルメトロポリタンエドモントで行われ、日体大の現役選手が同大学伝統の「エッサッサ」で先輩を応援した。(右写真=パーティーの最初の鏡開き)
永田さんは、グレコローマン82kg級で活躍し、1991年世界選手権に出場。翌年の全日本選手権で優勝してバルセロナ五輪予選であるアジア選手権に出場した。あと一歩のところで五輪出場はならず、そのあと新日本プロレス入り。中西学(専大卒)、石沢常光(早大卒)とともに「アマレス三銃士」として将来を期待された。
海外遠征などを経て、1990年代後半には新日本プロレスのエース的な存在へ。シドニー五輪で銀メダルを取った弟・克彦さんを新日本プロレスにスカウトしてアテネ五輪出場を支援するなど、レスリング界へのバックアップも続けてきた。
昨年には、新日本プロレスの親会社のブシロードに働きかけてレスリング・チームを結成。フリースタイル96kg級の山口剛選手をスカウトし、五輪選手輩出を目指している。
パーティーにはクリナップの今村浩之監督ら大学の同期生数人も出席。今村監督が「クリナップも創部20年なんだよ」と話すと、「記念パーティーやろうよ。行きますよ」と返すなど、レスリング界とのつながりを大事にする姿勢を示した。
古巣への思いを問われると、「レスリング界は今、明るい話題でいっぱい。もっと発展するように、微力ながら協力したい。ブシロードクラブで選手を育てて、オリンピック選手をつくりたい。レスリング界はボクのふるさと。恩返しする意味でも、強化に協力したい」と話した。
![]() 日体大の同期生や後輩とともに |
![]() 日体大の現役選手によるエッサッサ |
![]() 恩師の日体大・藤本英男元部長も20周年を祝福し、ステージから激励もした |
![]() 1992年のプロレス入団会見。前列左から2人目が永田 |