2013.01.13

男子両スタイルの全日本&学生選抜が合宿スタート」

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

昨年12月の全日本選手権の上位選手とユニバーシアード(今年7月、ロシア)の代表を中心とした学生選抜選手による合宿が1月12日、東京・味の素トレーニングセンターでスタートした(右写真)

 ロンドン五輪後の初の全日本合宿。全日本選手権からこの日までに年末年始が入り、どの選手も調整が大変だったと思われるが、佐藤満強化委員長(専大教)は「シーズンオフというのは休みのことではない。次の準備の期間。コンディションが悪いということがあってはならない」と選手に自覚を求めた。

 同委員長は「2016年のリオデジャネイロ・オリンピックと2020年のオリンピックに向けての闘いは始まっている。1日1日を大切にしてチャンピオンを目指す気持ちを忘れないでほしい。『金メダルを取れたらいい』では取れない。『絶対に取る』という気持ちを全員が持ってほしい。全員が金メダルを目指さなければ、金メダルは取れない」と話した。

 強さのベースとなる体力の強化を求めるとともに、「ロンドン・オリンピックで金メダル1個しか取れなかったのは反省材料だ。若い選手にもっと世界の闘いを経験させたい。遠征の機会をもっと多く取ってほしいと(協会に)要望する」と話し、さらなる飛躍を求期待した。

 合宿は16日まで休みなく行われ、20日からはグレコローマンの選抜チームが米国遠征に向かう。

田南部力コーチによるフリースタイルの指導

伊藤広道コーチによるグレコローマンの指導

地方教員の星、グレコローマン74kg級全日本王者の井上智裕

松本慎吾コーチに挑むグレコローマン84kg級の鶴巻宰

ロンドン五輪銅メダリストの松本隆太郎も参加。リオ五輪へ向けてスタートか?

学生のコーチとして参加した北京五輪銀メダルの松永共広(向こう側)