※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
昨年12月の全日本選手権の上位選手とユニバーシアード(今年7月、ロシア)の代表を中心とした学生選抜選手による合宿が1月12日、東京・味の素トレーニングセンターでスタートした(右写真)。
ロンドン五輪後の初の全日本合宿。全日本選手権からこの日までに年末年始が入り、どの選手も調整が大変だったと思われるが、佐藤満強化委員長(専大教)は「シーズンオフというのは休みのことではない。次の準備の期間。コンディションが悪いということがあってはならない」と選手に自覚を求めた。
同委員長は「2016年のリオデジャネイロ・オリンピックと2020年のオリンピックに向けての闘いは始まっている。1日1日を大切にしてチャンピオンを目指す気持ちを忘れないでほしい。『金メダルを取れたらいい』では取れない。『絶対に取る』という気持ちを全員が持ってほしい。全員が金メダルを目指さなければ、金メダルは取れない」と話した。
強さのベースとなる体力の強化を求めるとともに、「ロンドン・オリンピックで金メダル1個しか取れなかったのは反省材料だ。若い選手にもっと世界の闘いを経験させたい。遠征の機会をもっと多く取ってほしいと(協会に)要望する」と話し、さらなる飛躍を求期待した。
合宿は16日まで休みなく行われ、20日からはグレコローマンの選抜チームが米国遠征に向かう。
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