※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
西日本学生連盟は12月8日に理事会を開催し、全日本学生連盟の会長への就任が決まって勇退する田中忠道会長(福岡大部長)の後任に、これまで副会長だった菅沼啓安・関学大総監督の就任を決めた。理事長は福田耕治・同志社大監督が留任する。
菅沼・新会長は、1968~70年に西日本学生選手権グレコローマン62・68kg級で3連覇、69~70年にフリースタイル2連覇の実績を持ち、1970年には国体のフリースタイル62kg級で優勝。全日本選手権でも最高3位の実績を持っている。
1989年から関学大の監督、総監督を務めた。一方、スポーツ用品メーカー「ミズノ」の専務取締役も務め、選手、実業界の双方で実績を挙げた。
■菅沼啓安・新会長の話「西日本学連は昭和21年設立で、65年以上の歴史がある。盛り上げられるよう、微力であっても頑張っていきたい。まだ関東との実力差があるが、最近は関東の大学出身の監督も増えてレベルアップがはかられている。関東の大学の選手と互角にできる選手を輩出したい。また、学生スポーツとして、マナーを守り、社会に出ても通用する選手をつくり、そうした大学になるように指導していきたい」