2012.11.27

【全国中学選抜選手権・特集】インターネット生中継や入場音楽など随所に魅せる努力

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 3回目を迎えた全国中学選抜選手権。昨年に続いてインターネットで決勝戦を生中継するなど、随所に斬新な企画が見られた。ネット中継の視聴者は、Aマット(女子を中心)が2280人、Bマット(男子)が1850人で、関心の高さがうかがえる。

 決勝戦に際し音楽を鳴らして選手の入賞を行うなど大会を盛り上げる努力も随所にあった。「選曲のセンスがいい」と評判の高かった曲は、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバーなど若者に受ける音楽のみならず、プロレスラー長州力のテーマ曲でもある力強い「パワーホール」など多種多様。

 レスリングの場合、全日本選手権と全日本選抜選手権を除いて大会を盛り上げる努力がされているとは言い難いのは事実。入場音楽やネット生中継などの努力で、1人でも多くのファンを引きつけようとする主催者(東京都レスリング協会)の努力には見習うべき点が多いと言えるだろう。


 ■桑田信明・進行委員長の話「今回は3回目とあり、比較的スムーズに進行できたと思います。決勝戦の演出や閉会式もほぼ思い通りに進行しましたし、森下敏清審判長と打ち合わせた『全国大会はアリーナ内での応援不可』も、思い切った策のひとつでしたが、運営側からするとスッキリとしますし、他の大会との差別化が出来たのではないでしょうか」

 ■成國晶子・広報委員長の話「中学生の大会としては、演出を含めて、選手、関係者に素晴らしいステージを提供できたと思います。Twitterでの大会速報や、Ustreamでの生中継などは全部で3000人の試聴となりました。全国各地でレスリングを応援してくれる方々が増えてもらえたらと思います」