2012.10.12

吉田沙保里(ALSOK)の世界13連覇がギネス世界記録へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 先月末の世界女子選手権(カナダ)で3度の五輪を含めて13大会連続世界一を達成した吉田沙保里(ALSOK)の快挙が、ギネス世界記録に認定されることになった。ギネス・ワールド・レコーズ・ジャパン社が10月11日、発表した。

 ギネス世界記録とは、さまざまな分野の世界一を集めた記録集で、長い間、「ギネスブック」と呼ばれていた。出版元が変わり、現在は「ギネス世界記録」(Guinness World Records)と改称されたが、世界で1億2000万冊が発行されていると言われるベストセラーの書。

 毎年、世界から6万件を超える申請があるとのことだが、認定されるには特殊すぎないことや、記録の証明等の資料が必要で、「世界一」と認定されるものはわずかという。

 普通は記録を達成した側が申請料を添えて申請する。吉田が世界V13を達成した際、日本協会の栄和人・女子強化委員長(至学館大教)は申請を口にしていた。しかし今回はギネス側から認定の意向を示された。14日に名古屋市で行われるイベントで、同社から認定書が授与されるという。