※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
「ぎふ清流国体」第3日は10月2日、岐阜・中津川市東美濃ふれあいセンターで成年・少年のフリースタイルの準々決勝までが行われた。五輪出場組は、昨年のチャンピオンでもある成年74kg級の高谷惣亮(京都・ALSOK)と同120kg級の磯川孝生(山口・徳山大職=五輪は96kg級に出場)の2選手が参加し、いずれも勝ち抜いた。
昨年王者の成年55kg級の守田泰弘(山口・アールシースタッフ)、全日本選抜王者の66kg級の田中幸太郎(京都・早大)、84kg級の松本真也(東京・警視庁)、96kg級の山本康稀(埼玉・日大)らも順当に勝ち上がった。
少年は、インターハイ王者で世界カデット選手権でも優勝した55kg級の樋口黎(茨城・霞ヶ浦)が順当に準決勝へ。インターハイ王者では、60kg級の伊藤和真(京都・網野)、66kg級の高谷大地(京都・網野)、96kg級の吉川祐介(茨城・霞ヶ浦)らが準決勝へ進出。
地元の岐阜県勢は成年96kg級の山口剛(早大)ら成年3人、少年2人が準決勝に駒を進めた。
8月のロンドン五輪で金メダルを取った男子フリースタイル66kg級の米満達弘(自衛隊)と女子55kg級の吉田沙保里(ALSOK)、銅メダリストの湯元進一(自衛隊)が訪れ、地元の高校生らにメダルを披露し会場を盛り上げた。最終日の決勝の後には、米満と湯元進一のトークイベントが開催される予定。
(文=保高幸子)