※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界ジュニア選手権第4日は9月7日、タイ・パタヤで女子4階級が行われ、48kg級の入江ゆき(九州共立大)と55kg級の村田夏南子(日大)が優勝した。村田は昨年に続いて2年連続優勝。
入江は初戦からの3試合をフォールで快勝。準決勝で昨年44kg級チャンピオンで今年の五輪予選にも出場したナデズダ・フェロドバ(ロシア)に2-1で勝利。決勝はアジア・ジュニア選手権2位のブ・チハン(ベトナム)をフォールで下した。
村田は初戦(2回戦)で欧州ジュニア選手権2位の選手、3回戦で同チャンピオンを撃破。準決勝でパンアメリカン・ジュニア選手権2位のバージニア・ヒメネス(ベネズエラ)を破ったあと、決勝で中国選手を破った。村田は今年、1月のヤリギン国際大会(ロシア)、2月のアジア選手権(韓国)に続いての国際大会優勝。
63kg級の佐藤喜歌(自衛隊)は3回戦で欧州ジュニア選手権3位のタチアナ・ラブレンチュク(ウクライナ)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。72kg級の新井明恵(法大)は初戦と敗者復活戦を連敗。
この日で女子が終了。前日と合わせて4階級で優勝。昨年の5階級制覇には及ばなかったものの、国別対抗得点では中国に11点の差をつけて優勝した。
各選手の成績は下記通り。
◎女子
【48kg級】入江ゆき(九州共立大) 優勝=21選手出場
決 勝 ○[フォール、2P(2-0、F4-0)]Vu Thi hang(ベトナム)
準決勝 ○[2-0(4-0,2-0)]Nadezda Fedorova(ロシア)
3回戦 ○[フォール、2P(4-0、F4-2)]Emilia Alina Vuc(ルーマニア)
2回戦 ○[フォール、2P(2-0,F3-0)]Mariya Nakonechna(ウクライナ)
1回戦 ○[フォール、2P(2-0,F4-0)]Mamta Rani(インド)
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【55kg級】村田夏南子(日大) 優勝=22選手出場
決 勝 ○[負傷棄権、3(0-3,1-0,4-0)]Zhong Xuechun(中国)
準決勝 ○[2-0(TF6-0,TF7-0)]Virginia Jackelin Jimenez Fernandez(ベネズエラ)
3回戦 ○[2-1(1-1L,TF6-0,2-0)]Petra Maarit Olli(フィンランド)
2回戦 ○[2-0(TF6-0,TF6-0)]Karolina Krawczyk(ポーランド)
1回戦 BYE
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【63kg級】佐藤喜歌(自衛隊) 9位=20選手出場
3回戦 ●[1-2(0-1,1-0,1-3)]Tetyana Lavrenchuk(ウクライナ)
2回戦 ○[2-1(4-4,2-1)]Buse Tosun (TUR)
1回戦 BYE
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【72kg級】新井明恵(法大) 15位=15選手出場
敗復戦 ●[0-2(0-1,0-4)]Gamze Durukan(トルコ)
2回戦 ●[フォール、1P(F0-8)]Zhou Feng(中国)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]日本53点、[2]中国42点、[3]ウクライナ41点、[4]トルコ33点、[5]ロシア29点、[6]モンゴル25点