※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
◎男子グレコローマン
55kg級 | 60kg級 | 66kg級 | 74kg級 | 84kg級 | 96kg級 | 120kg級 |
ロンドン五輪を視察してきた田野倉(青)。学生最強を証明できるか。
昨年優勝の中野智章(日体大)と昨年の全日本大学グレコローマン選手権優勝の田野倉翔太(日体大)の決勝となるか。昨年の大会は中野が勝ち、今年6月の全日本選抜選手権は田野倉が勝った。白熱した同門決戦となりそう。
昨年3位の田口光生(法大)、4月のJOC杯ジュニア優勝の太田忍(日体大)、同2位の木村洋貴(日体大)は、いずれも田野倉のブロックとなった。決勝進出を阻めるか?
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【60kg級】=40選手
昨年の全日本大学グレコローマン選手権2位の青木成樹(青山学院大)が最も優勝に近い位置にいるか。しかし、昨年3位の渥美祥(日体大)、昨年55kg級3位で階級を上げた佐々木晋(拓大)、4月のJOC杯ジュニア優勝の松澤力也(日体大)、同2位の雨宮隆二(山梨学院大)らも大きな差はないはず。だれもが優勝の可能性を持っている。
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【66kg級】=64選手
昨年3位で6月の全日本選抜選手権で優勝した音泉秀幸(日体大)が優勝候補の最右翼となるだろう。昨年の全日本大学グレコローマン選手権2位で4月のJOC杯ジュニアを制した金光輝明(東洋大)が待ったをかけられるか。
全日本大学グレコローマン選手権3位の市岡利伸(中京学院大)と倉野真之介(法大)、2010年JOCジュニア優勝の花山和寛(早大)らが優勝戦線に割って入れるか。
東日本学生秋季新人戦で金光を破った中井堅太(早大)、その中井を破って優勝した近藤達矢(専大)らも上位を狙いたい。
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【74kg級】=58選手
昨年、2年生で学生二冠王に輝き、今年4月のJOC杯ジュニア優勝の中村隆春(日体大)が実力を見せつけるか。
昨年3位の小森大祐(拓大)、昨年の全日本大学グレコローマン選手権3位の池澤峻介(専大)、6月の全日本選抜選手権3位の椿和浩(九州共立大)らが中村の2連覇を阻めるか。
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【84kg級】=84選手
昨年2位の奥田啓介(拓大)が一歩リードの状態か。6月の全日本選抜選手権3位の菊池峻(青山学院大)、4月のJOC杯ジュニア優勝の加賀谷庸一郎(国士舘大)、昨年74kg級で2位だった北村公平(早大)らが奥田をしのぐか。
2010年JOC杯ジュニア優勝の横沢徹(拓大)も意地を見せたい。順調に勝てば2回戦で加賀谷との新旧JOC杯王者対決となる。
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【96kg級】=49選手
昨年の覇者で6月の全日本選抜選手権でも優勝した大坂昂(早大)が頭ひとつ抜け出している状況だが、昨年の全日本大学グレコローマン選手権で大坂を破って3位となった赤嶺希(青山学院大)が、それを再現して優勝を手にするか。順調に勝ち上がれば決勝で闘う。
全日本大学グレコローマン選手権2位の木下駿(拓大)、同3位の米平安寛(日体大)らが両者の闘いに割って入る可能性も十分。
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【120kg級】=28選手
昨年の全日本大学グレコローマン選手権で優勝し、今年6月の全日本選抜選手権2位の金沢勝利(山梨学院大)に、フリースタイルを得意とする選手だが全日本大学グレコローマン選手権でも3位に入賞している岡倫之(日大)が挑む。