※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ロンドン(英国)】ロンドン五輪のレスリング競技第4日は8月10日、ロンドン市内のエクセルでフリースタイル男子55kg級と74kg級が行われ、55kg級は国内予選で世界V2の選手を退けて代表となったジャマル・オタルスルタノフが優勝。ロシアに今大会男女通算4つ目の金メダルをもたらした。ロシアは男子グレコローマンで2階級、女子で1階級、金メダルを取っていた。
74kg級は、昨年の世界王者、ジョーダン・バローズ(米国)が、準決勝で2009・10年世界王者のデニス・チャーグシュ(ロシア)を破り、決勝で2010・11年の2年連続で世界2位のサデグ・グダルジ(イラン)をストレートで破って優勝。世界選手権と五輪両方のタイトルを手に入れた。バローズは米国にとって今大会男女通して金メダル1号となった。
各階級の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【55kg級】
▼決勝
Dzhamal Otarsultanov(ロシア)○[2-0(1-0=2:15,4-3)]●Vladimer Khinchegashvili(グルジア)
▼3位決定戦
Yang Kyong Il(北朝鮮)○[2-0(2L-2,TF6-0=1:35)]● Daulet Niyazbekov (カザフスタン)
湯元進一(日本)○[2-0(1C-1,1L-1)]● Lubov Volosova(ブルガリア)
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【74kg級】
▼決勝
Jordan Burroughs(米国)○[2-0(1-0,1-0)]●Sadegh Goudarzi(イラン)
▼3位決定戦
Soslan Tigiev(ウズベキスタン)○[2-0(2L-2,TF6-0=1:35)]● Gabor Hatos (ハンガリー)
Denis Tsargush(ロシア)○[2-0(1-0,2-0)]● Matthew Gentry(カナダ)