※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ロンドン(英国)】ロンドン五輪のレスリング競技は8月5日、ロンドン市内のエクセルで開幕。男子グレコローマン2階級が行われ、55kg級の長谷川恒平(福一漁業)は2試合目の3回戦で敗退し、メダルに手が届かなかった。
長谷川は初戦の2回戦で昨年の世界選手権2位のエルベク・タジエフ(ベラルーシ)を2-0で破る幸先いいスタートを切った。しかし、続く3回戦で2009年世界選手権3位のハカン・ナイブロム(デンマーク)に0-2(0-3,0-2)で黒星。ナイブロムが準決勝で敗れたため、敗者復活戦へ回れなかった。
ナイブロム戦では第1ピリオドのグラウンドの防御で、意表をつかれて低い軌道のがぶり返しを受けてしまい、痛恨の失点となった。
各試合結果は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【55kg級】長谷川恒平(福一漁業) 10位=19選手出場
3回戦 ●[0-2(0-3,0-2)]Hakan Nyblom(デンマーク)
《試合経過》第1ピリオドのスタンド戦は0-0。グラウンドの防御となった長谷川は、相手のクロス・ボディ・ロックからの低い軌道の俵返しを受けてしまい痛恨の3失点。このピリオドを落とした。第2ピリオドもスタンド戦は0-0。グラウンド攻撃となった長谷川はローリングで攻めたが相手の体は回ってくれずに30秒が経過。日本陣営は相手が脚を使って防御したとチャレンジ(ビデオチェック要求)したが、判定は変わらなかった。
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2回戦 ○[2-0(1-0,3-0)]Elbek Tazhyiev(ベラルーシ)
《試合経過》第1ピリオドのスタンド戦は0-0。グラウンドの防御となった長谷川は相手の攻撃をしっかりと守って1-0。第2ピリオド、40秒ごろに長谷川が胴タックルを決め、すぐにローリングでせめて3-0。そのままのスコアで試合終了。
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1回戦 BYE