※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
レスリング競技第1日の計量と組み合わせ抽選が8月4日、行われた。日本関係では、男子グレコローマン55kg級の長谷川恒平(福一漁業)が出場する。
【試合日程】
13:00(日本時間21:00) 1回戦(長谷川はBYE=試合なし)
13:30( 同 21:30) 2回戦(長谷川-Elbek Tazhyieu)
14:30( 同 22:30) 3回戦
15:00( 同 23:00) 準決勝
17:45( 同 午前1:45) 敗者復活戦・3位決定戦
19:03( 同 午前3:03) 決勝
※放送予定=NHK-BS1で20:54~22:49(生中継)
【組み合わせ】
長谷川は上から4番目の場所を引き、2回戦が初戦。相手は昨年の世界選手権2位のエルベク・タジエフ(ベラルーシ=右写真)。長谷川が今年1月のベービ・エムレ国際大会(トルコ)で2-0(3-0,3-0)で勝っている相手なので、世界2位とはいえ、精神的には優位がある。
3回戦は、モロッコとデンマークの勝者が相手。過去の実績からすれば、欧州予選優勝で五輪出場を決めたハカン・ナイブロム(デンマーク)が勝ち上がってくるだろう。2009年の世界選手権で3位に入っている選手だけに、油断は禁物。
準決勝で世界V5のハミド・スーリヤン(イラン)、または昨年の世界選手権5位のペテル・モドス(ハンガリー)と闘うことになりそう。過去の成績ではスーリヤンの方がずば抜けていいが、長谷川はスーリヤンに2連勝中、モドスに2連敗中。ここはスーリヤンがモドスを破って出てきてくれた方が、長谷川にとってはやり易いだろう。
反対側のブロックでは、昨年の世界王者のロブサン・バイラモフ(アゼルバイジャン)とロシアの新鋭ミンギヤン・セメノフ(ロシア)が初戦激突。2010年世界2位のチョイ・ギュジン(韓国)と昨年世界5位のユン・ウォンチョル(北朝鮮)が初戦の2回戦で南北対決。
マークすべき昨年世界3位の黎淑金(中国)、昨年のパンアメリカン王者のグスタボ・バラルト(キューバ)も反対側ブロックで、どちらかというと反対側に強豪が固まった。