※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
西川社長(右)、高田専務理事(左)と選手たち
記者会見では、高田裕司日本協会専務理事が「五輪まであと1ヶ月。トップアスリートとって大切な睡眠という面で心強いパートナーを得た。長い付き合いをお願いしたいと思う」と、パートナー契約締結への感謝の言葉。
西川産業の西川八一代表取締役社長は「栄養やトレーニングの面では日本は進んでいるが、睡眠の大切さは一般的にもまだまだ浸透していない。西川は28年前から日本睡眠科学研究所を立ち上げ、各界の専門家が集まって研究開発を行っている。翌日に疲れを残さないで最大のパフォーマンスを発揮できるよう、少しでもサポートできれば」と話した。
今回提供されるのは新商品であるコンディショニングマットレス・エアーと枕。ロンドン五輪にはポータブルタイプのマットレスが持ち込まれ、選手たちのパフォーマンス向上のため、日本と変わらない寝心地を提供する。
選手からは男子フリースタイル60kg級の湯元健一(ALSOK)ら4人の五輪代表選手が登壇し、実際の寝心地の体験談を語った。それぞれに体型を計測して作る専用枕もいくつか試しており、良い眠りを追求するための中身や高さへのこだわりを語った。
枕を試す浜口京子選手ら選手たち
■男子フリースタイル60kg級・湯元健一(ALSOK)「腰の手術をしたこともあり、寝具に敏感。このマットレスは体の圧が分散されて寝心地がいいです。枕も重要。中身は涼しい備長炭を選びました。ロンドンでいい試合ができるよう頑張りたいと思います」
■男子グレコローマン55kg級・長谷川恒平(福一漁業)「減量がきついので、減量中はベッドの上で過ごすことが多くなる。海外遠征では特に寝具で不便を感じることがあったので、期待しています。このようにサポートを受けているし、レスリングの初日に出場するので、いい流れを作って後の選手につなげたいです」
■女子63kg級・伊調馨(ALSOK)「10代の頃はいつでもどこでも寝られたけど、20代になって変わった。コンディション作りのためにも、いい寝具で寝なければと思う。これは肌触りもよく気に入りました。いろんな枕を試しました。専用枕の出来上がりが楽しみです。今まで以上にいい練習をしてロンドンでの試合につなげたいです」
■女子72kg級・浜口京子(ジャパンビバレッジ)「十日町の合宿で早速使いました。背中も足もマッサージのような感じで気持ちよかったです。布団よりも疲労が取れ、助かりました。私は新しい環境に慣れるまでに時間がかかるので、ロンドンではこのマットレスと枕は最強の味方になると思います。試合でなくても、公園で父とひなたぼっこするのにもいいですね。みなさんの応援をエネルギーに変えてロンドンでは金メダルを目指したいです」
(文・撮影=保高幸子)