2012.06.19

吉田沙保里がロンドン五輪開会式の旗手へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

2006年アジア大会開会式で旗手を務める吉田沙保里

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月18日、ロンドン五輪の開会式の旗手に吉田沙保里(ALSOK)の起用を決め、発表した。主将は陸上男子やり投げの村上幸史選手(スズキ浜松AC)。

 吉田は2009年ユニバーシアード(トルコ)、2010年アジア大会(カタール)に続いての総合大会の旗手。レスリング選手が五輪の開会式で旗手を務めるのは、1956年メルボルン五輪の笹原正三(日本協会前会長)、2004年アテネ五輪の浜口京子に続いて3人目。

 吉田はこの日、地元の三重県津市での壮行会に出席。「大役をまかされて光栄です。緊張もあるが、日本選手団の先頭を、胸を張って堂々と歩きたい。プレッシャーよりうれしさのほうが強い。しっかりとやり遂げ、試合では必ず勝ちたい」と話した。

 これにより、開会式を日本で迎え、その後にロンドン入りする予定だった女子チームの日程が前倒しとなり、7月27日の開会式に合わせて現地入りすることになった。女子の試合は8月8、9日。

 戦後の五輪の主将と旗手は下記の通り。


 

開  催  地 主  将 旗  手
2008年 北 京 鈴木桂治(柔道) 福原愛(卓球)
2004年 アテネ 井上康生(柔道) 浜口京子(レスリング)
2000年 シドニー 杉浦正則(野球) 井上康生(柔道)
1996年 アトランタ 谷口浩美(陸上) 田村亮子(柔道)
1992年 バルセロナ 古賀稔彦(柔道) 中田久美(バレーボール)
1988年 ソウル 斉藤 仁(柔道) 小谷実可子(水泳)
1984年 ロサンゼルス 山下泰裕(柔道) 室伏重信(陸上)
1980年 モスクワ --- ---
1976年 モントリオール 加藤沢男(体操) 猫田勝敏(バレーボール)
1972年 ミュンヘン 中村祐造(バレーボール) 篠巻政利(柔道)
1968年 メキシコ 菅原武男(陸上) 遠藤幸雄(体操)
1964年 東  京 小野 喬(体操) 福井 誠(水泳)
1960年 ローマ 糸山隆司(バスケットボール) 小野 喬(体操
1956年 メルボルン 竹本正男(体操) 笹原正三(レスリング)
1952年 ヘルシンキ 古橋広之進(水泳) 沢田文吉(陸上)