2012.06.13

6・16~17明治杯全日本選抜選手権・展望(6)…男子グレコローマン60・66・74kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ◎男子グレコローマン

 【60kg級】

 全日本選手権2位の倉本一真(自衛隊)、同3位の城戸義貴(自衛隊)、全日本社会人選手権優勝の佐々木孝(自衛隊)の自衛隊勢の争いになるか。

 55kg級で全日本2位などの実績のある峯村亮(神奈川大職)が階級を上げてエントリーしてきた。この階級でどこまでやるか。昨年、高校生ながら全日本3位に入賞した雨宮隆二(山梨学院大)の健闘も期待される。

 《2011年全日本選手権成績》=所属は当時
 [1]松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)、[2]倉本一真(自衛隊)、[3]城戸義貴(自衛隊)、雨宮隆二(山梨・韮崎工高)

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 《エントリー選手》

松本隆太郎の好敵手の倉本一真

峯村  亮(神奈川大職)
雨宮隆二(山梨学院大)
井上征洋(拓大)
城戸義貴(自衛隊)
倉本一真(自衛隊)
石橋宏昭(徳山大)
土田尚人(新潟・県央工高教)
渥見  祥(日体大)
松澤力也(日体大)
池田圭介(早大)
中村勇太(自衛隊)
佐々木孝(自衛隊)


 【66kg級】

 昨年までの強豪が引退したり、階級を上げたりで、だれが優勝してもおかしくない階級となった。全日本選手権2位の板倉史也(エス・ピーネットワーク)に、国体2位の成瀬一彦(岐阜県協会)、全日本大学グレコローマン選手権優勝の富塚拓也(日体大)らが優勝を争いそう。

 《2011年全日本選手権成績》=所属は当時
 [1]藤村義(自衛隊)、[2]板倉史也(エス・ピーネットワーク)、[3]井上智裕(兵庫・育英高教)、富塚拓也(日体大)

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がらりと様変わりする66kg級を制することができるか、板倉史也

 《エントリー選手》
江川  潤(和歌山県協会)
富塚拓也(日体大)
音泉秀幸(日体大)
板倉史也(エス・ピーネットワーク)
前田開拓(ALSOK)
柴田慎吾(宮崎・福島高教)
市岡利伸(中京学院大)
成瀬一彦(岐阜県協会)
長崎宏樹(山梨学院大)
中村百次郎(日体大)
倉野真之介(法大)
園部竜也(自衛隊)


 【74kg級】

 全日本選手権の4強のうち3選手がいない階級。同選手権は不調だったが、世界選手権代表で4連覇を目指す金久保武大(ALSOK)が首ひとつ抜け出している状況か。

 全日本社会人選手権84kg級優勝の角功介(自衛隊)、2010年全日本王者の田村和男(ワセダクラブ)、昨年3位の角功介(自衛隊)、昨年学生二冠を制した中村隆春(日体大)らがどう挑むか。

 66kg級で全日本王者の実績を持つ清水博之(自衛隊)が階級を上げてエントリー。新たな階級での闘いぶりが注目される。

 《2011年全日本選手権成績》=所属は当時
 [1]鶴巻宰(自衛隊)、[2]福田翼(拓大)、[3]田村和男(ワセダクラブ)、葛西直人(自衛隊)

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 《エントリー選手》

元世界5位の実力を見せられるか、金久保武大

田村和男(ワセダクラブ)
小森大祐(拓大)
金久保武大(ALSOK)
角  功介(自衛隊)
北川幸一(松阪クラブ
森川一樹(ドン・キホーテ)
池澤峻介(専大)
中村隆春(日体大)
椿和  浩(九州共立大)
武富  隆(自衛隊)
清水博之(自衛隊)
江藤紀友(自衛隊練馬)